■石垣・西表旅行顛末記 2日目

 ●旅行記TOP  ●1日目  ●2日目  ●3日目  ●4日目  ●5日目

8月29日:晴れ

旅行二日目の今日から、西表島へ渡りますよ〜
まずはホテルで、バイキング形式の朝食で。

今日は自然を満喫する予定なので、しっかり腹ごしらえをしておくことにしましょう。
って、天夢さん、朝からそんなに食べるんですか?!(私の倍くらい…)


お腹も満たしたことですし、そろそろホテルをチェックアウトして、石垣島離島桟橋へと行きましょうか。
●石垣島離島桟橋 HP

石垣島離島桟橋からは、西表島をはじめ、 波照間島小浜島竹富島など八重山諸島へ、 高速船やフェリーが一日に何本も出ています。
そんなわけで、八重山諸島探訪の基本は離島桟橋なんですね。
今回、西表島へは高速船に乗って向かうことにします。



さすが高速船。
ガンガンとばして海上保安庁の巡視船を追い越し…


ついでに先行していた別の高速船までも追い越し


石垣島から40分ほどで、旅行の主目的地である西表島・上原港に到着です。

エメラルドグリーンの海、青い空、強い日差し、キタよ〜キタよ〜ヽ( ̄▽ ̄)人(´ω`)ノ
これぞ憧れの南国風景です。
ちなみにこの写真は色調加工を全くしていませんヨ♪

●西表島 竹富町観光協会HP Wiki イリオモテドットコムHP
西表島は沖縄県竹富町に属する島のひとつです。
東洋のガラパゴスと称されるほど、豊かで多様な自然に恵まれた八重山列島最大の島で、沖縄本島に次いで広く、島の人口は約2000人。
特別天然記念物のカンムリワシ、イリオモテヤマネコ、天然記念物のセマルハコガメ、キシノウエトカゲ、サキシマハブなど、珍しい動植物の宝庫として知られています。
かつてはマラリアの島であり、そのために定住することが困難だったことが自然が多く残っていることに繋がっています。
※マラリアは撲滅済み


…ということなんですが、ぶっちゃけ言ってしまえば亜熱帯のジャングルの島です。
森はシダなどの熱帯系樹林が太陽を奪い合うかのように多い茂り、汽水域はマングローブの森に覆われ、人間の手を阻むかのようです。

当然暑いわけですが、東京などのような暑さというよりも、単純に日差しが強い( ̄д ̄;)
これは日差しが「ジリジリ」するという表現がぴったりと当てはまるような気がします。
天夢さんなんかは日差しが強くて目がつらいとか言ってますし。


そんな南の島を行動するには、自由が利いて日差しに対応できるレンタカーが一番です。
車を借りて、早速行動することにしましょう。

まず向かったのは、島西側にある浦内川です。

●浦内川 浦内川観光HP
浦内川は沖縄県で最長の川で、流域は亜熱帯の植物や生き物たちの宝庫です。
河口から8km上流にある軍艦岩まで遊覧船が運航しており、ここから上流にあるマリュドゥの滝カンピレーの滝までのトレッキング、そして島の反対側までの島内縦断が可能です。

ちなみに、島内縦断はジャングルの中8〜10時間ほどを歩くため、それなりの装備とガイドが必要です。
遭難する人も出るらしく、素人にはお勧めできないレベルのようですね。


そんなわけで、まずは遊覧船に乗って上流まで遊覧です。


説明を受けながらマングローブの森を進み、20分ほどかけて船着場である軍艦岩に到着。


ここからマリュドゥの滝カンピレーの滝まで徒歩でジャングルの中を進みます。


てくてくてく…
てくてく…
てく…
だーっ!!蒸ーしー暑ーいーっ!!ヽ(`д´)ノ
日差しは容赦なく腕を焼き、密林内の湿気は不快指数をガンガン上げていきます。
風通しが悪く、蝉の鳴き声がガンガン鳴り響くので、思わず「くけーっ!!ヽ(`д´)ノ」とか奇声を発したくなるほどです。
汗がどんどん流れていくので、用意したペットボトル飲料はあっという間に空に…(涙)

予想を上回る湿気と暑さに音を上げながら密林を進むこと約40分、 やっとマリュドゥの滝展望台に到着。

●マリュドゥの滝
日本の滝100選にも選ばれ、落差は約4mと小さいが、幅が約20mある滝です。
「マリュドゥ」とは西表の言葉で、「丸く淀んだ」を意味するとか。


暑い中を歩いてきたので、ここで軽く休憩しましょう。
滝から展望台までそれなりに離れているのですが、木々の合間に遠くに見える滝の音が聞こえてきます。
ここは風が通り抜けるようで、けっこう涼しくて爽快ですね。

最近まで滝のすぐそばまで近寄ることが出来たそうですが、転落事故が相次いだとの事で滝までの道は閉鎖されていました。
通れないわけでもなさそうですが、勿論ここは携帯電話の圏外
加えて人通りの無さや、危険な野生小動物との遭遇する危険を考えて、滝の近くまで行くことは断念しました。

せっかくなのですが、ハブなんかに噛まれたりしたら致命傷確定ですからねぇ…
そんなわけで、マリュドゥの滝に近寄るのは諦め、展望台から15分ほど歩いた所にある、更に上流のカンピレーの滝へ向かうことにしました。

●カンピレーの滝
マリュドゥの滝からさらに奥へ約600m上流にあり、約200mにわたり低い落差が何段にも続く滝です。
「カンビレー」は「神の座」という意味で、西表島の15ヶ所の神が集まりシマづくりの談合をした聖地であるという伝説にちなむそうです。


トレッキングも終点に到着〜ヽ( ̄▽ ̄)人(´ω`)ノ
って、本当はここから島の反対側へ縦断出来るんですが、一般人はここまで。

「抜ける様な青空はこのこと」といえる真っ青な空と、鮮やかな緑、水の流れる音が、暑さでダウンしそうな我々を癒してくれます。
目に見える風景全てのコントラストが高く、自分の知っている自然の色との違いに驚かされますね。
これを見れるだけでも、来た甲斐があったというものです。

しばし風景を愉しんで疲れを癒した後は、軍艦岩まで来た道を逆戻り。
やっぱり蒸ーしー暑ーいーっ!!ヽ(`д´)ノ

ぐったりしながらも船着場に到着し、河口まで船で戻ります。
往復で2時間半ほど時間が経過しているせいか、干潮になったようで水位がだいぶ下がっていますね。
川岸の樹木の根が露出し、マングローブの森独特の木の根が見えていますよ。

すごい根だ…


さて、浦内川をさかのぼり、マリュドゥの滝カンピレーの滝までを往復したわけですが、いたるところで様々な生物に出会いました。
それらの一部を以下に紹介。

サギの一種ムラサキサギ
トビハゼ (陸上に上がる)魚 (名称不明)
イシガキトカゲキノボリトカゲ
シオマネキトンボの一種

ついでに、こっちみんな(笑)



トレッキングを愉しんだ後、次に向かったのは星砂の浜です。

●星砂の浜
星砂の浜は、中野集落と住吉集落の中間にある砂浜で、名の通り海浜の砂には星砂が含まれています。
透明度の高い遠浅の海で、沖合い50mには無人島もあり、周囲の珊瑚礁ではカラフルな熱帯魚が群れをなして泳いでいる名所です。
星砂はだいぶとられてしまったせいで、ぱっと見は全然無い様に思えるのですが、砂を軽く掘って探すとすぐに見つかります。

えっと…
なんか普通にサンゴがあって、熱帯魚とかいるんですが…(苦笑)


この青い魚は、「コバルトスズメ」の通称で呼ばれるスズメダイの仲間のようです。
コレがいっぱいいるんですよ〜♪

近寄っても魚たちは全然逃げないし、手を差し出せば指先を突付いてきます。
なんというか、美味く説明できませんけど、これはスゲーですよ。
サンゴの磯で水槽の中でしか見たことが無い魚に囲まれ、海水浴を愉しむなんて、こんな経験はなかなか味わえるものじゃないですからね。


って、はしゃぎ過ぎてサンゴで足を切ってしまいました。
うぅ…沁みる…(つд ̄)
あと、あまりの楽しさに時間が経つのも忘れ、気がついたら日焼けがエライことに…


日も傾きだし、潮が満ちてきたので、そろそろ上がるとしましょう。
近くのお店でシャワーを浴び、軽く食事。
私は黒紫米のオニギリと、ゴーヤアイスを食しました。


ゴーヤアイス…
う〜ん、食べている時は普通の感じなんですが、後味が軽く苦味のある独特の風味です。
この微妙さ加減がたまりません(爆)


今日の目的は終わりなんですが、まだ時間があるので西表島の端っこまでいってみることにしましょう。

●白浜
西表島の道路の西末端が白浜港。
白浜は陸路でいける島の端です。
ここから西表島の船浮集落という、船でしかいけない集落へ向かうことが出来ます。


今回は船浮集落に向かわず、ここで折り返しです。
そういえば、途中に子午線ふれあい館がありました。


東経123度45分6.789という、1から9までの数字が連続する子午線が通っていて、道路脇にはモニュメントが設立されています。

さて、時間も頃合ですし、宿へと向かうことにしましょう。
今日の宿は、船が到着した上原港よりも少し東側にある船浦集落にあります。

●いるもて荘 HP

晩御飯を食し、シャワーを浴びて今日の日程は終了です。
今日はとても疲れたけど、楽しかった〜♪


3日目

inserted by FC2 system