■立山・黒部旅行 顛末記 2日目
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5月2日 新潟:晴れ

旅行2日目です。意外と空気が冷えて、肌寒い朝でした。
本日は途中合流が2名ですので、合計12名での旅となります。

さて、今日は黒部峡谷のトロッコ電車を楽しむ予定です。

このトロッコ電車ですが、GW期間直前に開通するということもあり、期間中は非常に多くの人出で賑わいます。
ここで確実に大人数で乗るために予約をするほうが良いわけなんですが、予約を行なった時の空き状況がかなり厳しく、10時の列車ではないと 戻りの時間などが調整できない状態になっていました。
この10時に間に合うためには、9時半到着→移動時間として1時間半前には出発→8時出発→7時食事→6時半起床と、いつもの旅行と比べて 朝早く起きる必要があります(´д`)
早起きは三文の徳と言いますが…
うへぇ…眠い…

朝食までの時間に、近くを散歩するために外に出てみました。
昨日は到着時刻が遅くて分かりませんでしたが、田舎のいい感じの風景が広がっていました。

茅葺屋根のお宿だったりと、なかなか情緒溢れる場所だったようです。


うろうろしている間に、時間も頃合になったなので、朝食にしましょう。
宿の方にお願いして朝食を早くしてもらいました。


お腹を満たした後は、早々に出発することにします。

国道8号線を西へ進み、最初のコンビニで飲み物などを補充です。
ここのコンビは目の前が日本海で、雪に覆われた山並みが見えるなど、非常に景色が良い立地でした。

冬は海風で厳しい環境かもしれませんが、こんな風景が見れるならこれはこれでいいかな?


時間が限られているので、どんどん先へ進むとしましょう。
引き続き国道8号線を走って糸魚川市へ 入り、北陸自動車道糸魚川ICから高速道路で朝日ICへ。

富山:晴れ

水を引き込み始めた田んぼが広がる風景を眺め、のんびりとした集落の中を抜けて、トロッコ列車の起点である宇奈月温泉郷へと向かいます。

●宇奈月温泉 HP Wiki
宇奈月温泉は、富山県黒部市の黒部川沿いにある温泉街です。
富山地方鉄道の終点である宇奈月温泉駅と、トロッコ列車の黒部峡谷鉄道始発駅である宇奈月駅が温泉街の中にあります。

GW期間中ということもあって非常に混んでいましたが、駅から少し離れた場所に何とか駐車をし、集合場所の宇奈月駅へ。

●黒部峡谷鉄道 宇奈月駅 黒部峡谷鉄道HP 黒部峡谷鉄道Wiki

ここで、本日から参加のRANさん、BALさんと合流。
これで本日の参加者が全員集合です。

人数も揃ったし、時間も頃合となりました。
予約していたチケットを受け取り、黒部峡谷鉄道宇奈月駅からトロッコ列車に乗って終点の欅平へ1時間ちょっとの移動です。

以前、一人旅でここに来てトロッコ列車に乗ったことがあるんですが、あの時は夏真っ盛りで結構暑かった記憶があります。
今回は若干肌寒いですが、晴天が広がっているのでほどほどに良い気候になりそうな予感です。


ここで新しい装備品を利用することにしましょう。
新しく用意した防水機能を有しているビデオカメラをトロッコ列車の柱にくくりつけ、トロッコ列車の車窓風景を延々と録画してみることにします。
気分は「世界の車窓から」(´▽`)
後日、旅行を振り返った時に、どんな風景だったのか思い出せるようにするためです。
どんな映りになるかちょっと楽しみ♪


出発してすぐにトロッコ列車は新山彦橋を渡り、眼前には山彦橋があります。

また、渡ると宇奈月発電所宇奈月ダムが見えてきます。


○柳橋
この駅の山手側には小さな神社があり、駅の目の前には新柳河原発電所があります。


さらに進むと、峡谷を望む谷に面して仏石があります。

仏石は見た目が石仏に似た天然の岩で、入山者が安全を祈願していたと伝えられています。
この辺りまではトロッコ列車ではなくとも普通に来れますが、ここから先はトロッコ列車か冬季歩道くらいでしか行くことが出来ません。


森石駅を通過し、黒薙駅に到着。

○黒薙駅
駅の近くには黒薙温泉があります。
この温泉は黒部峡谷最古の温泉で、ふもとの宇奈月温泉郷の源泉にもなっています。

この駅を出るとすぐに後曳橋があり、ここから上手に水路橋が見えてきます。


時期が早くてまだまだですが、夏になると鮮やかな緑に囲まれた風景を望むことが出来ます。

これは2003年の夏に撮った写真です。


ここで黒部峡谷について補足。

●黒部峡谷 Wiki
黒部峡谷は、黒部川中流〜上流にある峡谷で、国の特別天然記念物(天然保護区域)、特別名勝に指定されています。
また、中部山岳国立公園に含まれ、日本の秘境100選のひとつです。

沿線沿いにはダムがあったり…

コバルトグリーン色の綺麗な黒部川を眺めたり…

V字の険しい峡谷を眺めたり…

こんな感じで、トロッコ列車は笹平駅出平駅猫又駅
と、峡谷の美しい風景を眺めながら進んでいきます。


さて、ここまで峡谷の色々な風景があったんですが、私が乗ったのは列車の左手側。
水路橋とかちょっとした谷を除いて壁だらけ。
つまり、撮影していた車載動画も壁ばっかり(爆)
       ∩
     ⊂⌒(  _, ,_) < うわーん(涙)
       `ヽ_つ ⊂ノ

そんな大失敗をしてしょんぼりな私を乗せ、トロッコ列車は次の釣鐘駅に到着。

○鐘釣駅

駅直前の鐘釣橋を渡ると、それまでは右手が峡谷だったのが入れ替わり、左手に黒部川が見えるようになります。
これでやっとビデオで風景が映せる…(感涙)

この駅の川を挟んで向かい側には万年雪があり、それを望む展望台が併設されています。

これが万年雪が残る谷です。

こんな感じで、各所には雪がいっぱい残っています。
夏には殆どが溶けてしまうんですが、それでも残って万年雪になっちゃうんですね。

雪の残る峡谷を臨みながら、小屋平駅を抜けて終点の欅平駅に到着。
約1時間20分くらいの移動でしたが、それほど長くは感じなかったですね。

○欅平駅

ここを基点に、周囲を散策することにします。

ここには足湯猿飛峡といったスポットがあるんですが…
冬季休業明けになったばかりの為、除雪や遊歩道整備が出来ておらず、奥鐘橋人喰岩以外は残念ながらを楽しむことは出来ない状態でした。
通行止めになっているので、仕方ないですね。

ちなみに、猿飛峡はこんなところ。

これは2003年に来た時の写真です。


駅から奥鐘橋を渡り…

人喰岩へ。

人喰岩はその名の通り、人を喰らうかのように歩道を覆うような岩になっています。
頭の上は岩、目の前は崖、遠くには雪山が見えています。


ちなみに、人喰岩の先には温泉があるんですが、前述の通り…

通行止めでした(汗)


見るスポットへ向かうことが出来ず、結局駅周辺をちょっとだけの散策になってしまいました。
もっと楽しみたい場合には、夏場に来るしかないようです。
そんなわけで、散策後はお土産を買ったり、立ち食いそばを食べてのんびりと過ごしました。


帰りの列車の時間になったので、そろそろ戻りましょう。
再びトロッコ列車に揺られて、宇奈月温泉郷まで戻ってきました。

戻ってきて程よい時間なんですが、今回の旅行のメインで黒部峡谷以上の混雑が予想される 立山黒部アルペンルートのチケットをまだ買っていません。
聞くところによると、前日夕方発売のチケットでも長蛇の列が出来、当日券も早朝から大勢の人が並ぶそうです。
そんなわけで、明日のために早めに移動することにしましょう。

北陸自動車道黒部ICから立山ICまで高速道路を使い、そこから県道6号線を 進んで、チケット販売を行なっている立山黒部アルペンルート 立山駅へと向かいます。

●立山黒部アルペンルート 立山駅 HP
駅に到着すると、既にチケット販売は開始されており、長蛇の列が並んでいました( ̄д ̄)
なんか、最後尾札まであるし、昨日に引き続き某萌祭りを連想させられるのは私だけでしょうか?!

なるべく早くチケットを買うため、車を止めるまでの間に黒子さんに並んでもらうようにお願いしました。
う〜ん…大丈夫かな?

そんなこんなで待っている間に、スポット参加だったBALさんが離脱。
明日もよろしくです〜♪
って、よろしくとはいったものの、人の列が長く、ちゃんとチケットが買えるか不安です。
そんな不安な気持ちで待っていると、更に追い討ちをかける情報が。

( ゚д゚)「7時以降のチケットが売り切れたって」

明日のチケットが買えるか怪しくなってきました。
ダメだったらどうしよう…
代案プランは考えていないし、旅行のメインが潰れたらがっかりだし…
………
……


なんとか人数分の12枚ゲットしました(安堵)
でも、6時50分発のチケットなので…乗るためには何時起きになるんだ?!


ともかく無事にチケットをゲットできたので、本日の宿に向かうとしましょう。

●ロッジわがや HP

本日の宿泊は、あわすのスキー場の目の前にあるお宿です。


夕食には富山名物の白エビの天ぷらが出ました。
これは美味しい♪


食事後は、近くにある天然温泉へ日帰り入浴に行きました。
●グランドサンピア立山 じゃらんHP

温泉に入って、ポカポカいい気持ちです♪


さて、本日の予定はこれで全て終了なんですが、問題はメインの明日です。
6時50分に乗車するためには、遅くとも改札に10分前。
念のために駅には6時半には着いていなくてはいけない…
更に宿のオーナー曰く、駐車場は早朝から渋滞して車を止める場所がないので、離れた山道の影に駐車するのがベストとのこと。
ということは、朝食を考えて朝は5時起きってことに…

…さっさと寝よう( ̄д ̄)

行程はこんな感じでした。



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