■立山・黒部旅行 顛末記 3日目
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5月3日 立山:晴れ

朝の5時起き〜♪
旅行どころか、普段からしてこんな早起きなんか滅多にやらないよ(; ̄д ̄)
眠い目を擦りながら、ぞろぞろと起き出してすぐに朝食。

朝の五時半に朝食を出してくれた宿に感謝です。

食事後はのんびりせず、すぐに出発することにしましょう。
宿のオーナーに教えてもらった山道の陰に車を止め、立山黒部アルペンルート 立山駅へと向かいます。
止めた場所は除雪した雪の置き場なのか、少しの残雪と落石が多めに…
大丈夫なの?!なんか怖いんですけど…

ちょっと不安ですが、そのまま立山駅に到着。

●立山黒部アルペンルート 立山駅 HP

既に人がいっぱい居ますね…
でも、これで朝の6時半なんだぜ?(;´д`)
しかも、当日券を求める人の行列が既に出来ていて、早朝なのに「最後尾はこちら」の看板まで。
あれ?
なんか、昨日一昨日も同じような光景に遭遇したような気が…

そんなこんなで人がいっぱいの中、本日もスポット参加のBALさんと合流。
無事に全員が揃ったところで、そろそろケーブルカーに乗ることにしましょう。


標高475mの立山駅から7分程かけて、標高977mの美女平駅に到着。

●立山黒部貫光立山ケーブルカー 美女平駅 HP Wiki

ここは標高が1000mくらいあるせいか、ちょっと肌寒いですね。
重ね着+フリースで来たけど、ちょっと失敗だったかな?(汗)
ここからすぐにバスに乗り、約50分ほどかけて立山黒部アルペンルート 室堂駅へと向かいます。

ここで立山黒部アルペンルートについて補足。

●立山黒部アルペンルート HP Wiki
立山黒部アルペンルートは、富山県の立山駅と、 長野県の扇沢駅とを結ぶ交通路で、25km足らずの直線距離にもかかわらずロープウェイ、ケーブルカー、トロリーバス などを乗り継ぐルートです。
立山駅から先はマイカーの乗り入れは規制されており、指定車両かバス、緊急車両しか通ることが出来ません。
最大高低差は1,975mもあり、かなり前の旅行で来た黒部ダムもこのルートに含まれています。

黒部ダムとか雪の大谷とかを観光する時には、必ず利用することになるルートなんですね。
ちなみに、バスに乗る時は室堂駅に向かって左側に乗ると、日本海側や称名滝を 望むことが出来ますので、乗る時には左側がお勧めです。


バスに揺られて15分ほど登ると、称名滝・ハンノキ滝が見えてきました。

●称名滝・ハンノキ滝 Wiki

写真に写る、左が称名滝で右がハンノキ滝
称名滝は、落差350mの日本一の落差を誇る四段構成の滝で、国指定の名勝および天然記念物、日本の滝百選に選定されています。
対してハンノキ滝の落差は497 m(一般には500 mとされる)で、350 mの称名滝 よりも大きいですが、雪解け水が多く流れ込む春などにしか現れない為、日本一の滝には認定されていません。

滝を過ぎると、雪が道路脇にも見られるようになり、どんどん厚さが増していきます。
バスに乗って30分もすると、こんな感じの深い雪原が広がる景色になります。


積雪はバスの目線を超え、屋根を越え、てっぺんが見えなくなったころに室堂駅に到着です。

●立山黒部アルペンルート 室堂駅 室堂駅HP 室堂Wiki
室堂駅は標高2,450の高さにあり、立山黒部アルペンルートの 最高地点になります。
立山や剱岳の登山の拠点となっていて、近くには日本一高所にある温泉宿「みくりが池温泉」があります。


といわけで、ここが今までの旅行の中で最高地点です。
雪の大谷を歩けるようになるまでは少し時間があるようなので、近くを散策しましょう。

雪の回廊とか…

室堂駅の裏手とか…


一面雪だらけ〜♪
今までにこんなに雪がある風景は見たことがありません。

あまりの雪の多さに、犬のようにはしゃぎ回る我等が一行(爆)
心はいつまでも少年のような純粋さです(  ̄▽ ̄)´▽`) ̄ω ̄)´ω`)←いい年齢の集団


そんな感じで大はしゃぎしていると、トラブル発生(汗)
kraadさんが帰りのチケットを紛失したとか…
まずは色々探してみるということで、一旦は棚上げとなりました。
大丈夫かな?


そんなこんなしているうちに、雪の大谷が歩けるようになる時間になりました。

○雪の大谷


ついにやってきました今回の旅行のメインスポットである雪の大谷
この時の雪の壁の高さは、最高地点で15mに達していて、観光バスの高さで約3台分です。
真っ白な雪と、綺麗に晴れ渡って真っ青な空のコントラストが美しい♪

そして、なんか暑い(汗)
晴れたおかげで気温が上がり、雪の照り返しもあるので、暑くなってきたようです。
朝は肌寒かったですが、ここに来て少し軽装だったのが正解となりました。
う〜ん…、なかなか難しい天気ですな…


雪の大谷からパノラマロードに回ると、そこは立山連峰を望む一面の雪景色です。
立山剱岳はもちろん、遠くの富山湾と澄み渡った青空の組み合わせ。

ほんと、最高のタイミングでの来訪になりました♪

そして…
とっても美しいんですが、さすがに眩しくて目を開けていられなくなってきました(汗)
ここにこられる方は、サングラスをご用意されることをオススメします。
いや、マジで( ‐ω‐)

本当に辛いので、戻ることにしましょう。
戻る途中、雪で滑ってコケたりしつつも、いそいそと雪原を歩いて室堂駅へ。
でも、しばらく目がチカチカしっぱなし(汗)

そんな感じでしたが、落ち着いてきたところで駅内のお店で「雷鳥ソフト」なるものを食しました。

上に乗った冷たいソフトクリームと、底に敷いた暖かいコーヒーカステラの組み合わせがいい感じ♪
外の暑さともあいまって、結構美味しかったですよ。


さて、そろそろ頃合なので帰るとしましょうか。
帰りのバスは…っと、その前にチケット紛失の件です。

結局、紛失チケットは見つかりませんでしたが、話によると「購入時のチケット番号が団体連番で、間が欠番をしているのならば再発行してくれるかも?」しれないとの事。
今回まとめて購入したので番号が連番になっているんですが、果たして欠番ポイントは?
ちょっとドキドキしながら全員分のチケットを回収して確認すると…
1〜12番のうち、9番が欠番となってました(安堵)

というわけで、無事に再発行してもらって帰りのバスに乗ります。
※「本当は再発行はダメなんですけどね〜」と窓口担当者に言われちゃいました(汗)


来た時と同じように、室堂駅から美女平駅まではバス、 美女平駅から立山駅まではケーブルカーを乗り継ぎ、麓まで戻ってきました。
到着時でお昼近くになっていましたが、せっかくなので地元民のBALさんオススメのお店で昼食をとることにします。

来た時にも眺めた田舎風景の中を走り、北陸自動車道立山ICから高速道路で朝日ICへ。
ここで国道8号線にシフトし、しばらくBALさんに誘導してもらって道路沿いの食堂へと入ります。
…って、お昼時のせいか、かなり混んでいました。
仕方が無いので、近くのヒスイ海岸へ行って、少し時間を潰すことにしましょう。

●宮崎・境海岸 (ヒスイ海岸) Wiki

宮崎・境海岸 (ヒスイ海岸)は、朝日町の日本海に面した海岸で幅200m、東西約4kmの砂利浜です。
名前の通り、ヒスイの原石がよく打ちあがることで有名な海岸で、多くの人が訪れます。

そんなところですから、既に拾われているか、深く掘らないと出てこないとかで、ヒスイなんて見つかるはずがありませんよね〜(^^;)
とか思っていたら…

( ゚ω゚)「ソレっぽいの発見!!」
Ω ΩΩ< な、なんだってー!!


突如、黒子さんから発見の報告です。
見つかったのは米粒程度のごく小さい石ですが、半透明で薄い緑色をしています。

となれば、これは可能性があるかも…?とか考えるのは当たり前(爆)
とたんに目の色を変えて、靴を脱ぎ、ズボンの裾をまくって、海岸の砂利をひっくり返して探し始めます。
う〜ん…、欲に目がくらむとは、こういうことを言うのね(゚ω゚)←お前もだ


そんな感じで色々と探しますが、当然のように見つかるはずも無く。
だいたいにして、原石はどんな感じなのか?特徴はあるのか?を確認していない段階で、既に負け組み確定です(苦笑)
次回はキチンと調べてから来よう…


それにしても暑い。
山の上でも日が昇ってからは暑かったですが、それにもまして暑い。
そういえば、今日は標高2500mのポイントから、0mポイントまで移動しているんですよね。
雪山でおおはしゃぎしてから、たかだか3時間程度しか経っていないわけですから、体調とか崩しそうです(汗)


時間も頃合になったので、先ほどの食堂へ舞い戻ってお昼ごはんにすることにしましょう。

●ドライブイン きんかい HP 食べログHP

ここはヒスイ海岸そばの国道8号線沿いにあるドライブインです。
タラ汁で知られるお店とのことなので、頼んだ食事と一緒に単品でも頂きました。

暑い日だったので冷ましながらの食事になってしまいましたが、それでも結構美味しいですよ、コレ。
寒い冬場とかなら、もっと美味しくいただけるかもしれませんね。


食事後は、再び国道8号線を東進し、難所として知られる親不知へ。

新潟県糸魚川市:晴れ

この親不知を通るのは、2004年の能登半島一周旅行以来、かれこれ6年ぶりで3回目の通行ですね。
前と変わらず、道路を覆う洞門の向こうは切り立った崖で、見える風景は日本海のみ。
そして道路はカーブが連続していて、初心者泣かせの道路です。

せっかくなので、以前と同様に展望台に立ち寄ります。
●親不知 Wiki

親不知は、昔から交通の難所として知られ、北アルプスの日本海側の端に当たります。
写真の通り断崖絶壁で、高速道路は山の中を通り、国道8号線は山肌を這うように走ります。

ここでは短時間だけ風景を堪能し、次に糸魚川駅前にあるヒスイ王国館へと向かいます。

●糸魚川観光物産センター ヒスイ王国館 HP
ヒスイ王国館では、糸魚川原産のヒスイの直売や、その場での加工、原石の簡易鑑定、買取などをしています。
もしそれらしい石を拾ったら、ここに持ち込むといいかも?

先ほどのヒスイ海岸では残念ながら拾うことが出来なかったので、ここで現物を見てどんな石なのかをチェックです。
聞くところによると、糸魚川のヒスイの特徴は…

・白色が中心
・触ると肌触りが良い
・他の石に比べて若干重い
・濡れても乾いてもあまり色が変わらない
・表面が細かい乱反射する


だそうです。
この知識を生かし、次回の来訪の時には何としてでもヒスイの原石を見つけるぞ〜( ´▽`)ノ
問題は、次回がいつになるか分からない事だけどね(汗)


時間も頃合なので、そろそろ出発することにしましょう。
本日で参加終了のBALさんとはここでお別れです。
またぜひともご参加ください〜。


旅を続ける一行は、糸魚川市から国道148号線を通って宿のある白馬へと南下します。
そういや、この道の近くにはヒスイの原産地となる小滝ヒスイ峡があったな?
どうするか助手席にいる天夢さんに聞いてみましょう。

( ´ω`)「ヒスイの大元が近くにあるんだけどどうする?行ってみる?」
( ゚ω゚)「時間があるなら、せっかくだから行ってみたい」


というわけで、行ってみる事にしましょう。
時間は…たぶん大丈夫。

国道148号線から逸れ、しばらく山の中を走ります。
道中は道が怪しかったり、路面状況がよくなかったりしましたが、なんとか到着です。

●小滝ヒスイ峡 姫川Wiki

小滝ヒスイ峡は天然ヒスイの産出地で、ここで産出するヒスイが、姫川を流れて糸魚川河口からヒスイ海岸に打ち上げられると言われています。
国の天然記念物に指定されており、ヒスイの原石は勿論、無関係な小石の一つでも持ち出しは禁止されています。

そんな小石の一つでも厳禁…なんですが、ここで見ることの出来るヒスイは、写真のような岩。

この岩の近くにも、いくつかの大きなヒスイの原岩が並んでいます。
小石ならともかく、こんなに大きな岩では持ち出せないですわ。


日も暮れて薄暗くなってきたので、そろそろ出発しましょう。
国道148号線に戻り、本日の宿に向けて南下していきます。
川沿いの洞門続きの道を抜け、トンネルを抜け、長野県に入りました。

長野県小谷村:晴れ

だいぶ薄暗くなってきましたが、ここでちょっとのトイレ休憩です。
●道の駅 小谷 HP Wiki

この道の駅には温泉があるんですが、時間も押しているので今回はパス。
だいぶ暗くなってきた山間の道を、先へと目指すことにします。

国道148号線を更に進み、JR白馬駅の前を右折して、本日の宿に到着です。

●白馬アルパインホテル HP
到着した時間が遅かったので、部屋に荷物を置いてすぐに晩御飯となりました。

川魚や山菜を中心とした晩御飯です♪

食後は温泉に浸かって一日の疲れを癒してから、部屋でPCでゲームしたり、テレビを見たり、オタ談義をしたり(爆)
中にはクドPCを持ってきていた猛者までΣ( ̄д ̄;)
とか思っていたら、未開封のエロゲが二つも出てきたよ…

もはやカオスな部屋と化していたので、他の宿泊客に迷惑になるんじゃないかと危惧していたんですが、我等があてがわれた部屋は 半分地下の隔離されているかのような大部屋だったりします(ぉ
宿の人に見抜かれたんでしょうか?
ここが最初から我等のテリトリーかのような、遠慮のない会話が飛び交っています(滝汗)

(〃▽〃)「○○な○○って良いよね。」

お願いです。
アグ○スが聞いたら「ガラッ(AA略)」されるようなマズイ会話は、程ほどに自重してください(´д`;)


そんな中、お疲れの天夢さんは先に寝ちゃいました。

(  ̄ω ̄)「この寝ているミイラ天夢さんを囲んで儀式をしているような動画を撮ったら面白いんじゃね?」
( 〃ω〃)「囲んで わふー・わふーってすると、クドが降臨するとか?」
ヒソヒソ( ゚ω)ヒソ( ゚ω゚ )ヒソ(ω゚ ) ヒソヒソ


どうやら、ここで寝ている主催を生贄にして、クドを呼び出そうとかそんな話になって来たようです(核爆)
そんなネタなのか本気なのか、カオスな会話をしながら夜はふけていきました…(汗)


本日の行程はこんな感じでした。



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