8月27日:・鹿児島 雨
本日は、今回の旅のメインである、屋久島へと渡ります。
渡るんですが…
天気予報の通り、鹿児島では朝から強い雨が降っています。
今までの旅行では、急な土砂降りなどに遭遇したことはあっても、概ね天気が持っていました。
今日明日と、屋久島の天気予報も雨なので、この調子だと今回は残念な旅行になりそうです(つд ̄)
そんな心の雨も降りしきる中、屋久島に
渡るために鹿児島市南埠頭へ。
鹿児島市南埠頭は、屋久島、
種子島へ船で渡るための玄関口です。
出発まで構内で待機しているわけなんですが、朝食をとっていないので小腹が空いてきましたね…
構内の売店で、何か買うことにしましょう。
店内を物色していると、お店のおばあちゃんに外人さんが話しかけているようです。
しかも英語で( ̄▽ ̄;)
通じるわけないなぁ…とか思って、自分の分を買おうとしたら、外人さんに話しかけられちゃいました(爆)
( ´_⊃`) 「Can you speak English?」
( ̄д ̄) (しまった…) 「あ〜…little…?」
( ´_⊃`) (ジャムパンを指差して)「なんちゃら in なんちゃら?」
( ̄д ̄) (in?パンの中身?) 「jam」
( ´_⊃`) (あんパンを指差して)「なんちゃら in なんちゃら?」
( ̄д ̄) (あんこってなんて言うの!?) 「あんこ…って通じないな…」
( ̄д ̄) (買って見せちゃえ)「It's buy. Open this.(正しいか怪しい)」
( ´_⊃`) 「Oh〜thank you〜」
という感じで、アンパンの中身を見せて事なき(?)を得たわけですが、どっと疲れちゃいました(汗)
おいらは英語はさっぱりなんよ〜!!
でもNOと言えない日本人なんよ〜!!(魂の叫び)
予想外の遭遇に混乱しつつも、船に乗って出発です。
今回は、ジェットフォイル ロケット(HP)を使って渡ることにします。
約二時間ほどの船旅です。
桜島を横に見て、開聞岳、佐多岬を過ぎて…あれ?
なんか晴れてきたぞ?
この調子で屋久島も晴れて欲しいけど、予報では雨70%だったからなぁ…
…zzz
寝ているうちに屋久島 宮之浦港に到着です。
●屋久島
屋久島観光協会HP
Wiki
屋久島は世界自然遺産にも指定され、自然豊かな鹿児島県の島です。
周囲約130キロの島ですが、九州地方最高峰の宮之浦岳をはじめ、他にも数多くの1,000m級の山々を有し、洋上のアルプスと称されています。
また、亜熱帯地域に位置する島にもかかわらず、2,000m近い山々があるため、麓では亜熱帯の植物、山上では積雪や亜寒帯の植物が見られる珍しい島です。
そんな屋久島ですが、鹿児島とうって変わって
日差しが出て暑いです。
あれれ?天気予報は…?
・屋久島 晴れ時々曇り
港にレンタカーを置いてきたので、こちらでも別途レンタカーを借りていざ出発。
港からすぐに山道へ入り、急な坂や崖の直上を走り、離合困難な道を抜けていきます。
借りたのが軽自動車のせいか、アクセル吹かさないと坂道を登れません( ̄д ̄)
車をヒィヒィ言わせながら進み、本日の目的地である白谷雲水峡に到着です。
●白谷雲水峡
屋久島ポータルサイトHP
Wiki
白谷雲水峡は、標高約700mのエリアに広がる原生林で、推定樹齢3000年の弥生杉をはじめとする
太い屋久杉が残り、江戸時代につくられた楠川歩道を通って、奥にある
もののけ姫の森や屋久島を見下ろす太鼓岩などへ
行くことが出来ます。
ちなみに、白谷雲水峡は世界自然遺産やそのバッファーゾーンには指定されておらず、霧島屋久国立公園
の範囲にも入っていません。
一気に標高が上がったせいか、ここは僅かに小雨が降っているような状態でした。
・白谷雲水峡 曇り時々小雨
それじゃ、奥へと進むことにしましょう。
鬱蒼と茂る森の中をテクテク歩いていきます。
歩き始めて15分ほどで、最初の著名な屋久杉「弥生杉」に到着です。
□弥生杉
弥生杉は白谷雲水峡地区で最大の屋久杉で、樹齢は約3000年と言われているそうです。
写真では上手く伝わりませんが、とにかくでっかい樹木です。
大きくて杉の木とは思えないほどですわ。
さらに森の中を進み、さつき吊り橋に到着。
ここを渡って奥に進むともののけ姫の森があります。
おや?あそこに居るのは…
おぉ、ヤクザル(ヤクシマサル)ですね。
ヤクザルはニホンザルの亜種で、その生息数は数千頭前後と推測されています。
ニホンザルと比べて小柄で、体毛の手足が長く粗いといった特徴があるそうです。
彼ら(?)は開けた橋の下で、一生懸命に毛繕いを続けています。
こっちの人間を多少は気にしているようですが、基本的にはガン無視状態です。
彼らを横目に見ながら、吊り橋に怯える天夢さんを後押しして先へと進みます。
それまでの整備された歩道とはうって変わり、急斜面の場所や岩を敷いただけの楠川歩道を進んでいきます。
さつき吊り橋からしばらくは、道は狭く、山側は急斜面、谷側は崖といった道が続きます。
地面は湿っているので、滑り易いですね。
ちょっとした登山と同じつもりで、靴くらいは、きちんとしたものを履いてくるのが基本ですわ。
ちょっと怖い思いをしながら、先へと進みます。
しばらく進んで、途中の渡河地域で一休み。
空を覆う緑の森と、苔むした岩、森の中を流れる清流が美しいです。
川の水は冷たくて気持ちがいいですわ。
軽く休憩をしてさらに奥へ。
ふと気がつくと、すぐそばにシカが居るじゃないですか。
これはヤクシカですね。
ヤクシカは屋久島と口永良部島に生息していて、ニホンジカに比べひとまわり小さく、角はニホンジカと比べ短くなっているそうです。
彼は下草をモリモリ食べながら、森の奥へと立ち去っていきました。
シカとの遭遇から程なくして、くぐり杉に到着。
□くぐり杉
大きく分かれた根をくぐり、先へと進みます。
ここで小屋(白谷小屋)があったので、少し休憩しましょう。
近くの水場でのどを潤していると、水場に小さなカニが居ました。
背中が紫色で不思議な感じです。
と、ここで足を滑らせて靴を水浸しに(; ̄д ̄)
運動不足のせいか、既に足にキているようです。
小屋を後にし、さらに進みます。
今度は七本杉に到着です。
□七本杉
この杉は標高850m付近にあり、樹の先が先が七つに分かれていることから七本杉と名付けられているそうです。
ここで屋久杉について補足。
□屋久杉
Wiki …………………………………………………………………………………………………………
屋久杉は、屋久島の標高500mを超える山地に自生するスギで、主に樹齢1,000年以上のものをさします。
樹齢2,000年以上の大木が多く、縄文杉をはじめ、ウィルソン株、弥生杉、紀元杉などが知られています。
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ぶっちゃけ、非常に古くて大きい杉が屋久杉ってことで(ぶっちゃけすぎ)
ここから10分ほどで、目的地のもののけ姫の森に到着です。
□もののけ姫の森
映画「もののけ姫」に登場する森は、ここをイメージして描かれたとされています。
鬱蒼と生い茂る森と、岩を覆い尽くす苔が、映画のワンシーンとダブってきますね。
じっと見ていると、どこかで見ているコダマを見つけることが出来そうな気がしてきました(^ω^)
ここからさらに奥にある太鼓岩まで行けるんですが、時間を考慮して今回はパスです。
途中で行きとは別のシカに遭遇しながら、来た道を1時間くらいかけて無事に入り口まで戻ってきました。
白谷雲水峡はとても良い所でしたね。
また機会があれば、ぜひ訪れたいです。
駐車場から山道を下り、麓を目指します。
道の途中では、緑の森が大きく広がる展望の良いポイントがありました。
天夢さん、真下は崖だけど、怖くないから近くまで着なさいよ〜(^皿^)
さて、時間もだいぶ過ぎていますが、そろそろお昼ご飯にしましょう。
●屋久島観光センター
HP
あるもので間に合わせ…って感じがしなくもないですが、お腹を満たして満足です。
さて、今日の目的は白谷雲水峡を巡って終わりなんですが、まだ日も高く、
時間はもうちょっとあるようです。
それならば、せっかくなので世界自然遺産に含まれる西部林道まで行ってみることにしましょう。
宮之浦から反時計回りで、屋久島をぐるっと回ります。
●西部林道
屋久島ポータルサイトHP
永田地区から栗生地区までの海岸線を走る道路で、通過するまでに車で約70分かかります。
世界自然遺産指定地域に含まれていることもあり、道路は細いままで、大型車の通行はほぼ不可能です。
レンタカーの事故が数多く発生し、大雨時には土砂崩れや落石も有る場所でもあります。
また、緑の天蓋とも称され、道路を樹木が深く覆っています。
さてさて、そんな所ですが、会津の旧道と比べればマシだろう…というノリでいってみました。
ジャングルを思わせるような深い森の中や、切通しをゆっくり進んでいきます。
通行に差し支えはありませんが、ところどころで離合困難だったり、カーブの先が全く見えないようなところが続きます。
初心者やペーパードライバーにはキツイ道かもしれません。
と、そんな感じですが、所々でヤクザルやヤクシカに出会いました。
相変わらず、こちらを気にも留めず、毛づくろいや食事に夢中でした。
動物との出会いもあった西部林道を抜け、そろそろ宿に向かうとしましょう。
途中、道路脇に大きな滝がありました。
●大川の滝
Wiki
大川の滝(おおこのたき)は屋久島西部にある、落差88mの日本の滝百選に選ばれている滝です。
水量が豊富で、水煙が立ち上っています。
滝から30分ちょっとかかり、安房にある本日の宿に到着です。
●ホテル屋久島山荘
HP
晩御飯をいただき、本日の予定もこれで終了です。
今日はこんな感じで回りました。
●3日目へ
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