■阿波・土佐旅行 顛末記 二日目
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5月3日 曇り時々晴れ

旅行の二日目。
朝方早く、目が覚めました。
他の二人はまだまだ熟睡しているようですが、私はなんか寝付けないので、近所を散歩することにしました。

今回宿泊した宿の目の前には、奥祖谷二重かずら橋があります。

●奥祖谷二重かずら橋 三好市HP

奥祖谷二重かずら橋は、祖谷のかずら橋よりも奥にある2本並んで架かっているかずら橋です。
通称「男橋(写真左)、女橋(写真右)」とも「夫婦橋」などとも呼ばれており、奥祖谷かずら橋キャンプ場への通路となっています。

早朝ということもあり、人があまり居らず、良い雰囲気でした。
また、犬の散歩に来ていた方も居り、川で水浴びしてはしゃぐ様子を眺めていました。


そろそろ朝食の時間なので戻ることにしましょう。
未だに部屋で爆睡中の二人を起こし、食堂へ行きます。


お腹を満たした後は、チェックアウトしてから二人を奥祖谷二重かずら橋にご案内です。
相変わらずへっぴり腰の天夢さんを押しながら、「男橋」を通過。


川原に下りて、かずら橋を見上げながら「女橋」へと進みます。


「女橋」も渡り、ここでのメインイベント「野猿(やえん)」に乗ることにしましょう。


「野猿(やえん)」は川を渡る、ぶっちゃけ人力のロープウェーです。


複数回遅刻でイエローカード累積の天夢さんと、 今回の一発レッドの羅刹さんを籠に押し込み…
それじゃ、いってらっしゃ〜い(  ̄▽ ̄)ノ   〜〜〜〜(;´д`( ´ω`)



なんか、一生懸命にロープを引っ張って、あっという間に渡っちゃいました。
途中で引っかかるとか、風で揺れるとか、もうちょっと面白い状況になってくれると、 ネタ的に楽しかったんですが。
ちょっと肩透かしだったことにがっかりです( ̄3 ̄)

そんな二人を送り出した後は、せっかくなので私も渡ることにします。

かずら橋と違い、座りが安定しているせいか、あまり怖くありませんでした。
高さは3mくらいで、極端に高さを感じるわけでもないので、子供や年配の方でも楽しめると思います。
実際、近くにいた年配のご夫婦も楽しんでおられましたし。


時間も頃合なので、そろそろ出発することにしましょう。
次の目的地は、下流にある祖谷のかずら橋です。
ここで途中参加の黒子さんと合流することになっています。

酷道ヨサクこと国道439号線を下り、東祖谷の名頃地区に差し掛かったあたりで、謎の風景に出くわしました。

一面案山子だらけ(笑)で、自転車とか農具といった小道具まで揃えています。
※すべての人影が案山子です。

最初、人がいっぱい+案山子だと思っちゃいました。
案山子があるとは見た瞬間に認識しましたが、さすがにこの数は想定外です。

この中に一人、本物の人間がいますが、わかりますか?(笑)


案山子の群れ(?)を後にし、山道をどんどん下っていきます。
昨日と同じように、離合困難なポイントが連続する道をどんどん進んで、祖谷のかずら橋に到着です。

黒子さんと無事合流したので、車を止めて散策しましょう。

●祖谷のかずら橋 三好市HP Wiki

かずら橋はかずらのツルを編んで作った、長さ45メートル、幅2メートル、高さ14メートルのつり橋です。
以前の四国旅行でも来ましたが、今回はGWということもあって非常に混んでいますね。


渡りたいとは思いましたが、人が相当並んでいるのでちょっと諦めです。
さすがにこんな所で、夏冬のお祭りのような「最後尾はこちら」を 髣髴させる並び方はアレなんで(汗)

仕方ないので、近くを回ってみることにします。
川岸に降り、かずら橋を下から眺めます。


それから、近くには滝があります。
●びわの滝
びわの滝は、かずら橋のすぐ近くにある落差約50mの滝です。


どんどん人が増えてきているので、通行に支障が出ないうちにそろそろ出発しましょう。
近くのふれあい公園で、出発前の準備です。

●祖谷ふれあい公園 三好市HP

ここでお土産購入&軽く腹ごなしをし、いざ出発です。
県道45号線から国道32号線に入り、 高知方面へと進みます。

高知 曇り

途中の大豊町で、前回も訪問した 大杉に立ち寄ることにします。

●大杉 大豊町HP

大豊町の大杉は、南大杉と北大杉の2株で杉の大杉と称されており、樹齢はおよそ3000年といわれています。
国の特別天然記念物に指定されている、幹回りが太い杉の巨木です。

この杉はとても大きくて、遠く離れないと写真に収まらないんですよね。
広角レンズ(焦点距離15mm)を使って、やっとこの範囲という感じです。

あと、ここには神社もあります。
●八坂神社 (杉八坂神社)

ここでも旅の無事を祈ります( ̄人 ̄)


そういえば、前回はここに猫がたくさんいたんですが、今回はまったく見かけませんね。
駐車場入り口のおばさんに聞いてみると、「春の季節だからね〜」とのこと。
春を探してどこかへ散歩にでも出てしまったんでしょうか?


大杉を後にし、更に先を急ぎます。
国道32号線を南下し、土佐山田駅で 最後の合流者であるRANさんを回収。
これで全員そろったので、次の目的地である龍河洞を目指します。

程なくして、龍河洞に到着です。
時間も頃合なので、龍河洞入り口のお店に入って、食事としましょう。


…思いっきり待たされた挙句、量が少なすぎでした(´д`)
ん〜…、ネットでは蕎麦が美味しいと書かれていましたが、値段と量が釣り合っていない感じです。
天夢さんは、頼んだカツ丼が半揚げ状態だったらしく、残してしまっていました。
GWで忙しいのか、見ていて一目でキャパ超えなんだよなぁ…(´д`)

ちょっとがっかりしつつ、龍河洞へと向かいます。

●龍河洞 HP Wiki
龍河洞は、香美市にある鍾乳洞で、日本三大鍾乳洞の一つに数えられています。
洞内にある、弥生式土器と地面がくっついて鍾乳石化したものが有名で、近くには近代になってから試験的におかれた 器があり、こちらも鍾乳石と一体化しています。

鍾乳洞は、石垣島鍾乳洞秋芳洞以来ですね。
涼しい空気が流れてくる洞内へと参りましょう。


中は思った以上に狭く、中腰になったり体をひねったりしながら進んでいきました。
いかにもな感じの鍾乳石も多くなく、洞窟ってイメージのほうが強いかな?

そんな感じで進んでいくと、有名な鍾乳石と一体化した土器がありました。

写真左が一体化した弥生式土器で、右が実験のために昭和12年に置かれた器です。
すでに両方とも地面に癒着し、離れない状態になっているそうです。
自然による長い時間の作用ってすごいですね…


龍河洞を堪能した後は、四万十川の 河口を目指して移動します。
…と、その前に。
ここから比較的近いところにある、高知県で話題の和菓子屋に立ち寄ることにします。

●近森大正堂 47NEWS HP Wiki


このお店の名物は、「エチオピア饅頭」です。
これは、何かエチオピアの材料を使っているとか、エチオピアを髣髴させるような特別なものではなく、いたって普通の饅頭だったりします。

なんでも、初代店主が「エチオピア軍が武力で勝るイタリア軍に対して勇敢に戦った」という話に感動し、販売していた饅頭を 「エチオピア饅頭」と改名したのが、この饅頭の由来だそうです。
元々は地元の知る人ぞ知る…商品だったのが、TVで紹介されて人気が広がり、後に 在日エチオピア大使館公認菓子の認定を受けるまでになりました。

という名物をお土産にゲットしようと思ったんですが…
残念ながら賞味期限が3日だけなので、お土産にすることは諦めました(涙)

味や見た目は普通の饅頭なので、和菓子好きの方はネタとしてもおひとつどうぞ。


悔しさに涙を流しつつ、先を急ぎます。

高知自動車道南国ICから須崎東ICまで走り、ここから 国道58号線を通って、四万十川市を目指します。

途中、各所でお遍路さんと思しき装束をまとった人たちとすれ違いました。
「土佐の霊場めぐりは修行の道場と呼ばれる難所が続く」といわれるように、国道58号線は結構上る ポイントがあったり、交通量が多いのに歩道があまりない道なので、大変なのではないかと思いましたよ。

あ、そうそう。
年配に限らず、中年や壮年くらいの人が多かったような気がします。
意外とお遍路さんをされる年齢層が広いんですね。


さて、そんな道を行く車内では…

(´▽`)「今夜の宿はドコなの?」
(´ω`)「四万十市中村の駅のそばだよ。」
(´w`)「中村…、中村屋!」
(´▽`)「中村屋!!w」
(´ω`)「中村屋ぁ〜w」


こんな感じで、車内は完全に中村屋FLASH一色状態です。
事あるごとに「中村屋!!w」を連呼する、わけのわからんハイな状態のまま、本日の宿に到着です。

●ペンション四万十川 HP

食事のときに出された川海苔が美味しく、お土産に買っていこうと決めました。

これで、今日の予定も終了です。
本日の行程はこんな感じでした。



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