遠野旅行顛末記 2日目
●1日目 ●3日目

5月4日:晴れ

旅行も2日目。
目覚めて窓の外を見ると、リヤカーを自転車で牽くおじいさんが…
のどかだ〜( ̄▽ ̄)
でも、田舎生まれの私にとっては懐かしい〜(笑)

さて、今日は遠野市内を散策することとします。
まずは宿のそばにある桜が満開の鍋倉公園へ。

鍋倉公園は遠野市内を一望できる鍋倉城跡を利用した小高い丘にあり、南部神社もこの敷地内にあります。
ここではちょうどお祭が開かれており、到着直後には甲冑に身を包んだ一団と出くわしました。
ほら貝が鳴り、火縄銃を持った鉄砲隊が歩いていきます。
戦国絵巻の様相ですよ?


鉄砲隊とすれ違った後、我々は桜が咲く道を、公園の頂上へと向かって登っていきます。
青く晴れた空からはやわらかい日差しが降り注ぎ、美しく咲き誇る桜の花が遠野の春を演出してくれます。
う〜ん、すごくいい所だ〜( ̄▽ ̄)

人生をリタイヤしたら、こういう所に住みたいなぁ(気が早すぎです)

でも…
ここ、クマンバチが多すぎや(´д`)
展望台とか頂上の広場とか、そこかしこにいますよ。
しかも縄張りを主張しているのかその場を動こうとしないし…


ここで一行はそれぞれ独自に歩き回り、私はすぐそばにある遠野昔ばなし村へと向かいました。
ここは「遠野物語」を書いた柳田國男の旧宅(移築)や、滞在した高善旅館を移築保存した「柳翁宿(りゅうおうじゅく)」などがあります。
古い日本家屋の雰囲気がとてもいいところです。
・柳翁宿

・柳田國男の旧宅


うむ、いい感じだヽ( ̄▽ ̄)ノ
それと脇を流れる来内川には岩魚と山女がいます。
まぁ、エサをここからやるので住み着いているのでしょうけど、これらが住めるということは水が綺麗な証拠です。

焼き魚にしたら美味しそう…(じゅる)

近くの広場では祭の舞が行われていたんですが、練習不足なのかグダグダ(汗)
う〜む…( ̄▽ ̄;)



ところで、皆それぞれに歩き回っていましたが、どこにいったのかな?( ̄▽ ̄)
天夢さんは…柳翁宿にいた(  ̄▽ ̄)ノ ヽ(゚∀゚ )
川辺で魚にエサをあげているのは…黒子さんとRANさんだ ( ゚∀゚)゚∀゚)η・*:
…羅刹さんは?( ̄▽ ̄三 ̄▽ ̄)
………いない?
携帯電話で連絡をしてみると、少し離れた「コンセイサマ」までいこうとして挫折→戻ってくる途中だそうで(汗)
ちなみにコンセイサマとは男性のシンボルを祭ったお社で、子宝の神様として祭られているようです。
でも、うちらの場合、子宝以前の問題ですから〜!
切腹〜!(つд`)(つд`)(つд`)(つд`)(つд`)←全員がかわいそうな人達


全員が合流するまでの間、せっかくなのでおばあちゃんの昔話を聞きました。
おばあちゃんは3つの昔話と、おばあちゃんが伝え聞いたその昔話の教えを話していました。
ズーズー弁といわれる東北弁での語りは、暖かくてとても為になる逸話でしたよ。
この地を訪れたなら、ぜひとも聞いてください。
ちなみに、東北出身の私にはこれくらいの方言ならば無問題ヽ( ̄▽ ̄)ノ

このおばあちゃん、自称永遠の47歳だそうです(笑)


次いで向かったのは伝承園
ここには曲り家「菊池家住宅」、オシラサマを展示している「御蚕神堂」などがあります。
昨日に行った千葉家曲り家よりも観光地化されてる感じで、昔ながらの茅葺家とか、機織り機、水車といったものが展示されています。
コタツを囲んでおばあちゃんたちが方言バリバリでおしゃべりもしていました。


ここも良い感じでしょう?
ここでもおばあちゃんが昔話を語ってくれるんですが、ここは予約制だったんでパスしました。
あと、オシラサマにもお願い事をしてきました。
良いことがありますように…( ̄人 ̄)


そんなこんなであちこち回っているうちに、既に午後になっていました。
とくれば、そろそろお腹の虫も鳴り出す頃(笑)
一行は併設されている食堂で昼食を取りました。
ソバとかひっつみ汁とか田舎風味あふれる食事だ♪


お腹を満たした後は、そばにある常堅寺へと向かいます。


常堅寺の裏を流れる小川の淵は「カッパ淵」と呼ばれ、ここにはカッパが多く住んでいて人々を驚かしたりいたずらをしたと言われています。
案内役のおじさんはカッパ捕獲証をもち、小さな子供はキュウリをエサにカッパ釣りをしています(笑)
うむ、のどかだ〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ


・参考:カッパ捕獲証
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2004/m04/d29/NippoNews_1.html

あと、覚えている方もいるかもしれませんが、数年前に日テレの番組でカッパ騒動が起きたことがありました。
・当時のニュース
http://www.asahi.com/edu/nie/syasin/kiji117.html
む〜…、文化、伝統の扱い方に問題ありだぞ(´д`)


カッパ淵を後にした一行が次に向かったのは福泉寺
大正元年に開かれたお寺で、木彫としては日本最大の観音像が安置されています。
この観音像はホント大きいですよ。
観音様にお参りすると、汚れた我々の心が浄化…
浄化すると存在すらなくなっちゃいます(爆)
所詮、不埒な萌まみれの存在さ〜(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)←ダメ集団

福泉寺は新四国八十八ヶ所霊場と新西四国三十三番観音霊場が奉安されていて、岩手県内唯一の祈願霊場として参拝する人も多いそうです。
そんな我々はというと…
( ̄▽ ̄)「ここから伊予の国だそうですよ」
(´д`)「こっちは陸中…ということですな」
( ̄▽ ̄;)「とても近いじゃないですか」
子供みたいナコとを言ってますよ…orz

あと、ここは満開の桜や五重の塔がいい感じです。



福泉寺を後にし、車を山へと走らせて稲荷穴へと向かいます。
稲荷穴は岩手名水百選にも選ばれた湧き水が流れ出す、天然の鍾乳洞です。
鍾乳洞だけど中には入れないの〜

ここの鍾乳洞は約1kmくらいの長さを持つことが調査で判明していますが、いまだ全貌は解明されていないそうです。
誰かチャレンジしてみないかなぁ?
そこはやはり水スペ探検隊でしょうか?(爆)


さて、稲荷穴から遠野市外へ戻るため車を走らせていると、消防車のサイレンと煙が…
火事?!いや、山火事だ!Σ(´д`;)
消防車、消防士が山を登り、近隣の消防団も次々に駆けつけてきます。

でもニュースになるほどじゃなかったんで、たいした事は無かったみたいです。
良かった(安堵)


そして最後に向かったのは続石
天然岩が3つ重なって鳥居状になっており、武蔵坊弁慶が担ぎ上げた…といった逸話が残っています。
でもこの岩、上の岩が下の岩の片方だけに乗っかっているんですよ。
うまくバランスよく乗っているみたいです。

地震が来たら落ちてきそうです…


そんなわけで遠野を一日かけて回り、日も暮れた頃に宿へ到着。
今日の宿は旅館 福山荘です。
●福山荘 http://www.fukuzansou.burari.biz/
お…
女子高生の集団が晩御飯を食べてる━━━━━━!(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)←危険集団
昨日は男子高校生の集団だったんで、今日はツイているぞ(やめなさい)

そして豪華食事キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

う〜ん、宿のHPでどういう感じなのか見ていましたが、目の前に来るととても豪華ですわん♪

というわけで、2日目もおしまい。


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