能登方面旅行顛末記:3日目 5月3日:曇り一時雨 旅行も三日目、能登半島一周に向かいます。 宿を発つ時、親父さんに「すぐ北の海岸は色々あるけど、それより向こうは何もないよ。いかないほうがいいよ」と忠告されました(爆) この旅行は大丈夫か?( ̄▽ ̄;) 宿を出た一行は、車を海岸沿いに北へと走らせます。 そしてさほど時間がかからず「厳門」に到着。 一行は、この「厳門」の上にある展望台の食堂で朝食を取りました。 サザエとワカメが入った「能登そば」「能登うどん」「能登ラーメン」… え〜、海産物が入っているのは分かりますが、「能登」の意味はどこにあるのでしょうか?(´д`) まぁ、そこそこ美味しかったからいいやヽ( ̄▽ ̄)ノ 食事の後は「厳門」そのものを見るために移動。 自然の浸食作用ってのは、時として人間が造ったのではないかと思わせるような造型を生み出すんですが、まさしく「厳門」がソレです。 何故か1ヶ所だけくりぬかれ、門のようになった奇岩なんです。 この奇岩を楽しめる遊覧船もあるんですが、今回はパスして付近の磯浜をウロウロしてみました。 …ヤドカリとかイソギンチャクが結構いるΣ( ̄▽ ̄) ついで一行が向かったのは、同じく奇岩の「機具岩(はたご岩)」 能登に織り物の技術を広めた女神、渟名木入比命(ぬなきいりひめのみこと)が、山賊に襲われたとき、背負っていた織機を海へ投げ込んだところ、忽然と岩に変化したという伝説が残されている。 …だそうです( ̄▽ ̄) 伝説の真偽なんかは考えず(ロマンが無いなぁ)に、これまた自然の生み出した奇岩を見てました。 あと、ここも磯浜なんで、同じようにヤドカリが結構いましたよ。 ただ、ここはゴミが酷かった…(´д`) 海流の流れとかの影響で打ち上がり易いのかもしれませんけど、海の向こうの大陸や半島から流れついたであろうペットボトルとか散乱してました。 この辺は野鳥の繁殖地でもあるらしいのですが、チトねぇ… マナーは守ろうよ(´д`) この後は、さらに車を北へ走らせます。 海沿いの閑静な田舎町やごくごく小さな港を通り抜け、到着したのは「義経の船隠し」 頼朝の厳しい追っ手から逃れる義経と弁慶が、奥州へ下る途中に海難を避けるため、入江に48隻の舟を隠したと伝えられる。 …だそうです( ̄▽ ̄) 写真では分かりづらいのですが、結構高い断崖です。 ようは細く切れ込んだ入り江なわけなんですが、これまた自然の不思議です。 ここだけ綺麗にえぐれているんですわ。 あ、いっときますけど、固い岩石と柔らかい岩石が混じった地層を波や風雨が削ったとか、そういうツッコミは要りません。 冷静に分析したら面白みがないでしょ? 素直に面白い形の岩がある…でいいと思いますよ。ウン( ̄▽ ̄) 羽咋、志賀、富来の海岸沿いを奇岩を眺めながら走ってきたわけですが、目的は能登半島一周です。 次は能登半島の先っちょへ向かうために、輪島→珠洲へと向かいます。 さて、輪島市の外れには、有名な「白米の千枚田」という棚田があります。 …こ、これはΣ( ̄▽ ̄;) なんかスゴイ数だ(笑) 実用性とか利便性とか云々は差し置き、無駄(失礼)に多くの棚田が並んでいますよ。 一番小さい田んぼで0.2平方mだそうですから、いかに小さい田んぼがびっしりとあるか分かると思います。 機械とか入れるはずがないので、田植えとか大変そうだなぁ… 棚田を後にし、残る目的は能登半島の先端。 あとは海岸を走り続けるだけ…だったのですが、突然川いっぱいにはためくこいのぼりの大群と遭遇Σ(゚д゚) 何事かと車を止めて立ち寄ってみると、「大谷川鯉のぼりフェスタ」というお祭でした。 珠洲市を流れる大谷川の河口に鯉のぼり約300本を川渡し行い、様々なイベントを行うお祭だそうです。 この日は、獅子舞とか執り行われていました。 今年の日程は5月4日、5日(鯉のぼりは4月29日〜5月5日)だったそうで、いいタイミングでこの近くを通ったもんです。 あいにくの雨で、川を渡してある鯉のぼりがでろん…と垂れ下がっているのがちと残念。 それでも風が吹くと、鯉のぼりがいっせいに風にたなびき、力強く泳ぐさまを見せてくれました( ̄▽ ̄) で、そんな中、一行は鯛焼きならぬ「鯉焼き」とかおさつあげ等をほおばりながらウロウロしていました(爆) どうでもいいけど、偶然立ち寄った遠く離れた地で普通に溶け込んでいるんだもんなぁ…(笑) そんなこんなで思わぬイベントに巡り合った後は、やっと能登半島の先端である禄剛崎灯台に到着。 灯台への急な坂道に根をあげる程、肉体が衰えたことを実感した一行でした(爆) 写真では表現できないのですが、展望台の先から海を眺めると、270度海が広がる見晴らしの良いところでした。 といったわけで、能登半島の先っちょへきたわけなんで、あとは「一周」になるようにぐるっと周るだけ。 雨が時折強く降ったり、渋滞に巻き込まれたり、強風に車があおられたり…となかなか大変でしたが、無事に3日目の宿に到着。 料理旅館 有磯 http://www.success21.com/ariiso/ 到着時間が遅くなったことで勘違いによるトラブルはあったんですが、なんとか食事にありつけました(笑) で、この日の夕食も豪華ヽ( ̄▽ ̄)ノ やっぱり刺身とかてんぷら、ホタルイカの酢の物とか色々出てきました。 宿泊費を抑える為にビジネスコースを選んだのに、これまたいい食事です(〃▽〃) さて、ここは親不知海岸に近いんですが、天夢さんが「夜の親不知海岸に行こう」とかなりデンジャーな発言をしたり、展望風呂の眼前に広がる夜の海に「何か光ってる」といったり… 恐いので止めてください(´д`) ※親不知海岸:古来より親不知子不知と言われる天験の難所。車が通れる道路が開通しているが、断崖の上を走る道路は海風を直接受ける。 また、カーブが連続したり急な勾配があったりと、今でも通りにくい道路が続く。 そんなわけで、まぁ、いろいろと噂が絶えない場所なのです… あと、この日の夜は黒い悪魔こと「ゴキ」の出現で大騒ぎをしてました(笑) まぁ、私とRANさんは熟睡してて起きませんでしたが… 4日目はネタ発生です(爆) こちらへ( ̄▽ ̄) |