■広島・呉 旅行顛末記 2日目
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旅行の2日目。
今日は今回のメインとなる、エリアへ向かいます。

11月8日 岩国 曇り

少し早起きをして、朝の錦帯橋へ撮影に行ってみることにしました。
朝7時前なので人は殆どおらず、ジョギング中の高校生と錦帯橋を掃除する人くらいです。


昨日のライトアップとは異なり、趣のある感じが良いですね。

あと、この橋の袂には、テレビで紹介されたことがあるアイス屋があるんですが、当然のごとく開店前でした。

個人的には「プレミアムミルクティ」と「ロイヤルミルクティ」の違いや、「にんにく」「醤油」「七味」「ハバネロ」「お茶漬け」あたりが気になるところです。
こう言っちゃなんですが、美味しいのか?


そろそろ朝食の時間なので、宿へ戻りましょう。
各自の部屋へ起床の声かけに行くと、普段の旅行とはうって変わって、珍しくすでに皆さん起床済み。
提督の朝は早いのです。

というか、今までは少し早めに起こさないと、朝食の時間に遅れることもあったんですけどね。
艦これの力をあらためて感じた次第(苦笑)

そんなこんなで朝食です。

いつもの旅行より、ちょっぴり品数が多い感じですね。

お腹もいっぱいになったところで、出発の時間です。
今日はの海上自衛隊江田島の見学会に参加するので、結構日程がタイトだったりします。
チェックアウトを済ませ、宿を出発してバス停へ急ぎます。

時間に遅れることなくバスに乗り込み、錦帯橋バスターミナルから岩国駅へ向かいます。
お年寄りと女子中学生で、バスの中はやや混雑気味です。
そんな中、荷物いっぱいで乗り込んできた我々を見て、女子中学生が席を譲ってきました。

いやいや、譲らなくていいですよ〜(^^;)
って、おとなしそうで良い感じの娘たちだし、何かのご縁ということでここで仲良く…(ダメです)

若い娘たちとの遭遇で、少しテンションが上がる人もいる中、バスに揺られ続けて岩国駅に到着。
バス停から乗り換え三分で列車に駆け込み、JR岩国駅から広島駅へ向かいます。

電車の中では、カメラとかサムスピとかガンダムの話とか仕事の話とか色々で盛り上がります。
宮島を車窓から眺めながら、広島駅に到着です。

広島 曇り

広島駅からはレンタカーで移動です。
駅から少し道に迷いながら、立地にちょっと難アリの日産レンタカーで車を二台借ります。
というか、この店舗はかなり場所がわかりづらいところです。

と、ここで羅刹さんがレンタカー屋に到着しました。
久しぶりの参加、よろしくです。
これで今回の旅行の全員がそろったことになりますので、出発することにしましょう。
レンタカーを借りるのに思ったより手続き時間がかかったので、先に呉鎮守府長官官舎がある入船山記念館のほうへ向かうことにしました。
広島高速大洲ICより、広島呉道路を通って呉ICまで走ります。
呉市街地を走り、さほど時間がかからず目的地に到着です。

■入船山記念館 HP Wiki
入船山記念館は、旧呉鎮守府司令長官官舎を中心に郷土館、歴史民俗資料館などが併設されています。
目的地の旧司令長官官舎は、明治期から残っている建物で、国の重要文化財に指定されています。


ここでは、地元のボランティアのおじいさんの説明を聞きながら見て回りました。

応接室などで使用された、美しい調度品が並ぶ洋館部分と、住居として使用された和館の組み合わせが珍しいです。
洋館には戦艦大和の模型が展示されていたり、和館側は生活観のある佇まいだったりと、なかなか良い場所でした。


他にも、移設された火薬庫や砲などもあり、艦これファンではなくとも、見ごたえのある場所だと思います。


次は海上自衛隊の学校へ向かいます。
国道487号線倉橋島を経由して江田島へと走るんですが、借りた車のナビが古かったので、新しいを橋(第二音戸大橋)をパスして古い橋(第一音戸大橋)を通ってしまいました。
この橋は橋へ通じる道がループ道なので、ぐるぐると回って上るようになります。
このループ道を上っていくと、対向車線を走る救急車と遭遇しました。

こういう時はドップラー効果はどうなるのかな?と思っていたら、ある意味予想通り、近づいて離れてを繰り返すなかなか面白い状態となりました。

そうして海岸沿いを進んでいくと、海上に停泊する大型の船が並んでいるのが見えました。
自衛隊の船やら貨物船などが並んでいる中に、真っ白い山を積んだ貨物船があります。

「あれ何?塩?」
「なんだろね〜資材かなぁ」
「資材…ボーキサイト!?」
「ボーキサイト!キタコレ( ̄▽ ̄)」
「ボーキサイトは白くねぇよ〜」


こんな風に艦これに毒された一行は、余分な時間がかかるルートを走り抜けて無事に目的地に到着です。

■海上自衛隊第一術科学校 HP Wiki

海上自衛隊第一術科学校)は、海上自衛隊の術科学校の一つです。
海上自衛隊江田島基地にあり、艦艇術科教育を担当している学校です。
現役自衛官が案内してくれる無料ツアーが実施されており、「トリップアドバイザー」による2014年の「行ってよかった!無料観光スポット」3位を獲得しています。
というか、艦これ、海上自衛隊、旧日本海軍好きだったら、一度は見学に来るべきスポットです。

ここでは毎日行われている無料ツアーに参加します。

車を止め、集合場所のホールに向かう前に、敷地内のコンビニ&売店に立ち寄りました。
売店では限定販売の自衛隊グッズなどが売られています。

お。この隊員帽が結構格好良いね♪
これ買っちゃおうかな〜…

……
………
頭がでかくて入りませんでした(涙)
お店のオバちゃんには「特注が必要だね」とか言われちゃうし。

売店を覗き込んだ後は、ホールに集合です。
ホールには艦艇の模型が展示されていました。



かなりご年配の自衛官OBに軽い説明を受けた後、敷地内の施設見学会となりました。
最初に見学したのは大講堂です。

■大講堂

大講堂は大正6年(1917年)に建てられ、現在も入校式や卒業式などの儀式で使用されている建物です。



中を見学して思ったのは「美しい」です。
真っ白でかつ綺麗に掃除もされていて、とにかくため息が出るほど美しいと感じました。

大講堂の見学の後は、赤レンガの建物の前を通り…
■幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館 通称赤レンガ)

建物の横からまっすぐな廊下を見て…


次の見学ポイントは教育参考館です。

■教育参考館

教育参考館は、昭和11年(1936年)に建てられ、戦前戦中の様々な歴史的資料が展示されています。
主なものとしては、林子平の海国兵談、 吉田松陰の書、 勝海舟の書、 広瀬武夫中佐の資料、 佐久間勉大尉(第6潜水艇長)の遺書、 海軍将校の書、特攻隊員の遺書、横山大観の「正気放光」などがあります。

っていうか、江戸時代終わり頃からの歴史的資料が満載じゃないですか。
これは日本史好きにとっては、お宝満載の資料館です。

あと、特攻隊員の遺書は涙なくては読めないものばかりです。
出撃前の最後の想いが伝わってくるようで…(つдT)

ちなみに、教育参考館内は撮影禁止です。
貴重な資料、先人の想いが数多く詰まった場所なので、日本人なら一生に一度はぜひとも訪れて欲しいスポットです。

見学が終わると、教育参考館の外に展示されている展示物の紹介がありました。
三景艦主砲砲弾戦艦大和主砲砲弾36cm一式徹甲弾
駆逐艦「雪風」の主錨魚雷
大和主砲弾と特殊潜航艇(甲標的)海龍(竜)
魚雷魚雷

普通に外に展示されてますけど、これも結構貴重なやつですよね?( ̄д ̄;)
ナマで見るどころか、触れるところにあるので、すごいんですが…

とか思っていたら、イチソさんがスマホで写真を超連写で撮りまくって大興奮中
案内係の自衛官の方も苦笑いするほどの超撮影しまくりです。
いや、雰囲気からそんなキャラとは思えなかったんですが…(苦笑)

こんな感じでテンション高く展示物を堪能し、そろそろ見学会も終了です。
教育参考館から、戦艦陸奥の主砲第四砲塔を遠巻きに見ながら、最初のホールに戻ります。


戻る途中、説明に同行していた自衛官のお兄さんに突如「絵描きさんですか?」と質問をされました。
確かに絵描きは何人か居ますが…(汗)
と、ちょっと動揺していると、更に追加の質問が。

( ̄▽ ̄)「いそがしいのは8月と12月ですか?」

なんと?!Σ( ̄д ̄;)

あぁ、よく業界をご存知の方のようですね(苦笑)
お話を伺う限り艦これも結構知っているようで、同好の士でいらっしゃるようです♪
今度のコミケでは、ぜひサークルにいらしてください( ̄▽ ̄)

思いもかけず仲間(爆)との出会えたことに感謝したところで、見学会が終わりました。

さて、時間が結構過ぎてしまいましたが、皆さんお腹がずいぶん空いています。
ここまで来ているので、やっぱり名物海軍カレー(カツ乗せ)を食べることにしましょう。

ちなみに大盛りは単純に二倍です(笑)

現在と昔の装備品や展示品、ご飯に大満足したところで、そろそろ出発しましょう。
来た道を戻り、今度は新しい第二音戸大橋を渡って、国道487号線へと向かいます。

道中、呉港が道路脇から見えるんですが、潜水艦や護衛艦がいっぱい見えるじゃないですか。
でも、運転手はよく観察が出来ないんだよ〜(涙)

写真撮影が出来ずちょっとしょんぼりしながら、本日最後の目的地に到着です。

■呉市海事歴史科学館 (愛称:大和ミュージアム) HP Wiki

呉市海事歴史科学館は、呉の歴史や旧日本海軍の資料、模型、戦後の造船技術などを展示し、2005年に開館しました。

大和ミュージアムの前の道路には、旧日本海軍戦艦「陸奥」の主砲、主錨、アンテナ、舵等が展示されています。



ちなみにイチソさん曰く、舵は「むっちゃんのかかと」だそうで。
むっちゃんのかかと…
かかと…
(〃ω〃)ノペタペタ (触るんかい)

あと、大和ミュージアムの道路向かいには、「てつのくじら(潜水艦)」が路上展示されています。

当然と言えば当然なんですが、すげーでかいです。

入場前からすでに盛り上がりまくりなんですが、館内に入ったらどうなるのでしょうか(苦笑)

まず最初に、入ってすぐのホールで展示されている戦艦「大和」の1/10サイズの巨大な模型です。
■戦艦 大和 Wiki




いわずと知れた戦艦大和は、旧日本海軍の象徴とも言うべき史上最大の大型戦艦です。
戦争開始後の1941年12月16日に就役し、1945年4月7日に坊ノ岬沖で撃沈されるまで活躍…はあまり出来ませんでした。
ちなみに、大和は存在そのものが軍事機密扱いだったので、当時の日本国民にはほとんど知られておらず、戦艦といえば「長門」「陸奥」だったようです。

さて、この模型なんですが、1/10サイズとはいえとにかくでかい。
そしてきちっと作り込んでいるだけあって、大型模型にありがちなチープさはありません。
以前の旅行で大和の実物大セットに乗りましたが、同じくらいの迫力がありますね。


そして、この大和模型の傍らには、テレビにも出た戦艦長門の軍艦旗が展示されています。
■戦艦 長門 Wiki

長門は1920年11月25日に竣工し、姉妹艦陸奥とともに連合艦隊旗艦を務めました。
長門は唯一戦後まで稼動可能状態で残った戦艦で、1946年7月29日原爆実験の標的艦となり最後を迎えています。

特に旧日本海軍の資料が多いようで、次々に見ていきましょう。

■戦艦 伊勢 Wiki

呉空襲で大破着底した伊勢の写真です。
航空戦艦として知られる伊勢は、1917年12月15日に就役し、戦争末期には燃料不足で行動不能のまま大破した後、戦後になって解体されました。
旧日本海軍戦艦による主砲射撃は、この伊勢が最後だそうです。

こんな感じで資料が展示されていますが、特に旧日本海軍の模型が数多く展示されています。
艦名確認漏れ戦艦 陸奥
戦艦 扶桑航空戦艦 伊勢
戦艦 金剛戦艦 榛名
空母 飛龍空母 翔鶴
空母 赤城空母 大鳳
巡洋艦 最上巡洋艦 筑波
巡洋艦 愛宕巡洋艦 青葉
巡洋艦 那智巡洋艦 高雄
巡洋艦 摩耶巡洋艦 妙高
巡洋艦 利根駆逐艦 雪風
駆逐艦 島風駆逐艦 冬月
潜水艦 伊37、伊400潜水艦 伊16、伊52
潜水艦 伊401潜水艦 伊25
通報艦 宮古

館内には、模型の他にもゼロ戦や甲標的艦、魚雷なども展示されています。





主に戦前、戦中の資料が目立ちますが、当時の造船技術は戦後のタンカー建造技術へ大きく寄与したことを記す資料もありました。


さて、外もだいぶ暗くなったので、そろそろ出発することにしましょう。
国道31号線広島呉道路を経由して大洲ICから県道164号線を使って広島駅方面へと戻ります。
11月ということもあり、空はすでに暗く、雨も降り出してきました。
そんな空模様の中を走り、本日の宿に到着です。

■東横イン広島駅前大橋南 HP
宿で同乗者と荷物を降ろし、車を返却します。
徒歩で宿まで戻った後は、晩御飯として近くのお好み焼き屋へ行きました。

■てっぱん家 的場店 食べログ

このお店は、自分で焼くのではなく、出来上がったお好み焼きが目の前の鉄板に出てくるタイプのお店です。

自分で焼きたい人もいるでしょうが、個人的にはこちらのタイプのほうが失敗もなく、美味しく食べられるのでいいですね。

お酒も入り、艦これやら何やら色々な話で盛り上がりながら、食も進みます。

さて、そろそろお開きにしましょう。
会計を済ませたところで、おや?羅刹さんが居ない。
トイレには居ないな〜と確認したところで、店員さんに「お連れの方ですか?先にお出になられましたよ?」との事。

はぐれたのではと慌てて外に出て、程なく合流して一安心。
その後は宿に戻っておやすみなさい。


……
………
って、簡単にはおやすみなさい。とはならないのがウチらの旅行。
宿に戻るなり、Kreadさんがやってくれました。

「見せられないよ!」ばっかりの一面痛シーツです。

(´ω`;)「いっぱいあるね〜」
(^ω^)b「いやぁ、夏コミではもっとあったんだけどコンプリートできなかったよ」


って、全部揃える気だったんかい(ツッコミ)
最後の最後にネタをいただき、今度こそ本当におやすみなさい。



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