■宮城(仙台)旅行記 ※震災のため中止
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3月26日〜27日に1泊での計画で、天夢さんのところで7回目の募集をし、旅行を開催をしようと思っていました。
今回は宮城(仙台)の伊達政宗ゆかりの地を巡り、和OFFとして神社に参拝し、温泉でのんびり〜な旅行です。
募集も終わり、各種予約も終わり、あとは旅行開催…のはずだったんですが…

2011年3月11日 PM2:46
東北地方太平洋沖地震 (Mw9.0) 発生。

宮城県栗原市築館では震度7を観測し、東京でも震度5を計測するなど、東日本全域が強い揺れに襲われました。

続いて大津波が東北沿岸を中心に、北海道、関東まで押し寄せました。

福島県相馬港では、15時50分に7m30cm以上の津波を観測しました。
※津波計が破壊されたため、記録上は「7m30cm以上」となっています。


この地震により、宮城県ではライフラインが大きな被害を受け、交通網も寸断されました。
このため残念ながら、今回の旅行は中止となりました。

そんなわけで、私自身と私の親が撮影した地震被害写真を公開しようと思います。

・3月12日 (地震翌日)
●岩沼市玉浦地区 津波被害
撮影場所は仙台東部道路の東側約1kmで、海岸から2.5kmくらいのポイントです。
最後の二枚は、仙台東部道路に向かって撮影しています。




・3月12日〜25日
●栗原市地震被害と給油待ちの列
最大震度7を記録した栗原市ですが、路肩の崩壊、電柱の傾きといった被害は目に付くものの、大きな破壊は見かけません。
数年前の岩手・宮城内陸地震では大きな被害が出ましたが、今回の地震ではそれほどではないようです。



・3月16日
●仙台空港近辺 津波被害
仙台空港も津波に襲われ、秋頃までは民間機の利用はできない見通しのようです。
ナショナルジオグラフィックの上空からの写真が分かりやすいですね。




・3月26日
●仙台南部道路若林JCT 津波被害
仙台東部道路国道4号線と海岸線の中間を通る有料道路です。
今回の津波で、仙台東部道路が防潮堤の役割を果たしました。
勿論、海水はもっと西側にまで侵攻していますが、瓦礫の多くは仙台東部道路でせき止められたようです。


・3月26日
●名取市杉ケ袋地区 津波被害
名取市杉ケ袋地区仙台空港の北側にあり、田園風景が広がるところです。
撮影したのは地震から半月後ですが、一面、瓦礫と土砂に覆われていて手の施しようがないです。



・3月26日
●県道塩釜亘理線 名取市内 美田園〜閖上 津波被害
恐らくは名取市一番の被害地区であろう閖上地区の近くです。
海岸から約3kmくらいの場所でも漁船が横たわり、瓦礫の山になっています。
NHKで生中継された津波に襲われる映像を、見た人もいるかと思います。





今回の地震では、地震よりも津波の被害が非常に大きく、東北の沿岸部は軒並み被害を受けました。
三陸のリアス式海岸は津波に対する警戒が強かったにもかかわらず、町が丸ごと消滅した地域もあります。
三陸以外の地域は、「まさか津波が来るとは思ってもいない」ので被害が拡大しました。

今回はこのような状況のため旅行を中止しました。
でも、落ち着いたころには、また計画したいですね。

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