■箱根・伊豆旅行顛末記


11月29日:曇り時々晴れ

毎度の萌人たちによる旅行です。
メンツは年初旅行とほぼ同じで、天夢さんところの常連です。

今回は近場で軽ぅくって感じで、関東の基本的な温泉地である箱根・伊豆エリアをチョイス。
目的地近くの小田原駅を基点に、箱根湯河原〜天気次第でどこか…という、アバウトな行程です。

そんなわけで、小田原駅10時半集合としていたんですが、私の乗る 小田急線が急病人の影響で3分遅れ(汗)
とはいえ、3分程度ならば全然誤差の範囲内。
なんせ、年初GW天夢さんにかまされてますので(爆)

とか思ってたら、JR東海道線が事故で運休?!
なぁんか、イヤな予感が…

……
………予感的中(´д`)

(´-`;)「電車が動かなくて、遅れるのっす」

とまぁ、こんな感じで最初からケチがついてしまったわけですが、無事に旅行が済むといいなぁ…
そんなわけで、1時間遅れで小田原駅から旅行に出発です。

まず最初に向かうのは、箱根芦ノ湖
ルートとしては、旧東海道新東海道箱根ターンパイクの3つがあるわけですが、ナビの表示では東海道方面が渋滞の模様です。
そんなわけで、出発が遅れていることと道路事情を考慮して、箱根ターンパイクを利用することにしましょう。

●箱根ターンパイク HP Wiki
箱根ターンパイク小田原市のはずれから、 箱根大観山(標高1011m)までを結ぶ、東洋ゴム工業がネーミングライツを持つ有料道路です。
斜角10%の坂道がずっと続くので、しっかりアクセルを踏まないと後続に煽られるかな?

そんな坂道を快適に走り、終点の箱根大観山に到着です。
箱根大観山には、ターンパイク・ビューラウンジ(ドライブイン大観山)があります。
晴れていれば、ここから箱根山や芦ノ湖の向こうに富士山がそびえる美しい風景を見ることが出来るんですが、あいにくの曇り空で全く見ることが出来ません。

んむむ…
これは出だしから色々とケチがついていますな(汗)

仕方ないので、次へ進むとしましょう。
予定より遅れているので、時間はちょうどお昼時をさしています。
それならば、芦ノ湖湖畔までいって昼食タイムとしましょう。

車を駐車場に止め、一軒の食堂に入りました。

それぞれ、思い思いのメニューをチョイスして腹ごしらえです。

お腹を満たし、まず向かったのは箱根関所です。

●箱根関所 HP Wiki
箱根関所は、江戸初期から明治頭まで東海道に設置された関所です。
よく知られる「入り鉄砲に出女」の「出女」を主に取り締まっていました。
戊辰戦争の折に焼け落ちていますが、現在、当時の文献を元に完全復元した関所を見ることが出来ます。




関所や博物館を見学し、次に向かったのは箱根神社です。

●箱根神社 HP Wiki
箱根神社芦ノ湖湖畔にあり、眼前の 箱根駒ケ岳山頂には箱根元宮があります。

杉の木立と急な階段の先に進むと…

社殿がありました。


んでもって…
巫女さんキタ━━━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)━━━!!!!

ここの巫女さん、結構可愛い方が多いんですがっ(〃▽〃)
眼鏡っ娘巫女さんもいるし(落ち着け)

そんな中…
(〃-〃)「ねぇねぇ。巫女衣装って、あんな構造だったっけ?」
(^-^)「どうしたん?」
(〃-〃)「袖口が…(以下検閲削除)」
Ω ΩΩ<ナ ナンダッテー!!


なんとも、うらやまけしからんな思いをした天夢さんには、あとで お仕置きが必要ではないかと思いました(爆)
不可抗力とはいえ、遅刻してきたしね♪


箱根神社をあとにし、次の目的地へ向かいましょう。
湖畔沿いの狭い道を進んで、箱根園に到着です。

ここから箱根駒ヶ岳山頂を繋ぐロープウェーに乗ることにします。

●駒ヶ岳ロープウェー HP
駒ヶ岳ロープウェーは、芦ノ湖湖畔から箱根駒ヶ岳山頂を 約7分間で結ぶ、全長1,800mのロープウェーです。
山頂には展望台、箱根元宮神社があり、富士山、駿河湾、伊豆半島、伊豆七島、大島、湘南海岸、三浦半島、房総半島までの大パノラマを 望むことが出来ます。

というわけで…
天夢さんには罰ゲームを受けてもらうことにしましょう♪
へっぴり腰の天夢さんを押し込み、上へと登っていきます。
ロープウェーはぐんぐんと登っていき、今まで居た場所がどんどん遠くなっていきます。

それにしても…
窓の側にはなるべく近寄らず、風景も遠くしか見ないんだもんなぁ( ̄д ̄)
今度は吊り橋とかを強制でヨロシク。


そんな感じで、展望台に到着です。
展望台から下を覗くと、先ほどまで居た芦ノ湖がだいぶ遠くに感じられますね。

こんな良い風景なんですが、やっぱり縁部分に天夢さんは近寄らない…
もちろんへっぴり腰だし(汗)


展望台から草原を歩き、箱根元宮へと向かうとします。
箱根元宮は箱根駒ケ岳山頂にあり、展望台からはすぐの場所にあります。


ここからは、相模湾や駿河湾、富士山までを見渡すことが出来たんですが…

残念ながら、富士山山頂はたまに顔を覗かせるだけでした。

あと、この日はすごく風が強かったです。

写真では伝わりませんが、雲が斜面を駆け上り、建物や峰の部分で渦を巻いています。
雲が自分に迫ってくるシーンなんかは中々見れないので、貴重な体験だったかな?
でも、山頂でめっちゃ寒いし〜(>д<)

あまりにも寒くて、展望台に戻ってミニ鯛焼きを頬張りましたよ(汗)


ちなみに、帰りのロープウェーは雲に覆われていました(^^;)

山の天気は本当に変わりやすいね。
上の晴れている写真からあんまり時間が経っていないのに。

箱根園を後にし、そろそろ本日の宿に向かうとしましょう。
芦ノ湖から箱根大観山の脇を抜け、 湯河原パークウェイに入ります。

●湯河原パークウェイ HP Wiki
ここは箱根ターンパイクと同じような有料道路ですが、こちらのほうがきついカーブが続きます。
エンジンブレーキを効かせないと走るのが辛いんですが、オートマ車なのでエンブレが殆ど効かないの(爆)

しかも「B」にあわせてもどんどん加速する( ̄д ̄)
※使用した車は「B」→「S」→「D」というタイプでしたので、「B」は1速だと思ってください。

暗くなった道をどんどんと加速されながら、湯河原温泉郷に到着です。

●湯河原温泉 HP Wiki
湯河原温泉は、箱根温泉熱海温泉と共に、昔からの関東の湯治場です。

本日の宿は、この温泉郷にあります。

●梅屋 HP
さて、今回の旅行は最初からケチがついていたわけですが、ここにきてやっちゃいました。
駐車場に止めるために転回をしたら、バンパーをゴリッと( ̄д ̄;)

見えない位置に飛び出した縁石があって…
というのは言い訳。
レンタカーでのやらかしなので、下手すれば修理費請求されるかも(>д<)

今まではそういうことは一度も無かったのに、ここに来てやってしまいましたよ…
ま、やってしまったもんはしょうがない。
気分を変えて、安全運転をしよう。
…と、言い聞かせるように気分を奮い起こしますが、心の中では超悶絶状態(涙)

そんな意気消沈の状態で晩御飯です。


さて、食後、部屋でのんびりしていると…
蚊が大量発生中(爆)
総出で退治して20匹以上(´д`)
他にも、館内が迷路とか、 触れていない雨戸が勝手に外れるとか、小窓を閉めようとしたら 窓枠が外れるとか、ネタ満載のお宿でした。

そんなこんなでいろいろあった後、近所のコンビニに買出しに出ました。
そしたら…
見た目は醤油なオレンジジュース発見Σ( ̄д ̄)
ここまでネタ提供かよ…

ちなみに、味はキチンとオレンジジュースでしたよ。


これでケチがついたり、ネタ満載だったりした本日の予定も終わりです。
行程はこんな感じでした。

今日はあまり動いていないので、移動距離は50キロ程度です。
明日は無事に終わるといいな…



11月30日:晴れ

旅行も二日目。
まずは朝食で腹ごしらえ。

外を見てみると、空は快晴でとても澄んだ青空が広がっています。
若干早いですが、紅く染まった森が温泉郷に彩を添えていました。

さて、早速出発です。


天気がすこぶる良いので、まずは昨日も訪れた箱根大観山へ行ってみることにしましょう。
到着すると、そこには青空の中にそびえる富士山がありました。

これですよこれ。
芦ノ湖+富士山の美しい風景です。

今回の旅行は、これが見たくてルートを策定したようなもんですからね。
約1年前に個人的に来た時も天気がいまいちで見れなかったので、3度目にして念願の風景を拝むことが出来ました。

反対側には、相模湾が見えます。

海の向こうには大島が。
手前の山間には先ほどまで居た湯河原温泉郷

ん〜、やっぱり来て良かったですわ♪


さて、本日の行程はどうしましょう。
元々は「天気次第でどこか…」なわけです。
事前アンケートでは、沼津経由で富士山、中伊豆経由で天城 のいずれかって考えていました。

天気もいいので、より富士山に近づく、御殿場方向からの富士山5合目ってのもいいんですが…
でも、調べると該当ルートは冬季通行止めになったばかりの模様。
というわけで、中伊豆経由で天城方面で決定となりました。


熱海峠ICから伊豆スカイラインへ入り、一路南下します。
途中、玄岳の山麓で大きく開けた景色の良い駐車場がありました。

ここからは駿河湾沼津三島と富士山との組み合わせを眺めることが出来ました。
とても広々とした風景なので、通る方は是非立ち止まってみてください。


更に南下し、山伏峠ICから一般道にシフトします。
山間の田園風景を眺めながら、県道80号線を修善寺まで進みます。
ここからは国道414号線下田街道(天城街道)を走ります。

途中、対向車線がダダ混み状態なのが見えてきました。
そういう時間帯なのかもしれませんが、これは帰り道が心配だなぁ。
といった心配をしながら、最初の目的地である浄蓮の滝に到着です。

●浄蓮の滝 HP Wiki

浄蓮の滝は、高さ25m、幅7mで日本の滝百選のひとつです。
石川さゆりの名曲「天城越え」で知られ、辺には歌碑があります。

滝の近くには渓流釣りやワサビ田のお店があり、この日は多くの観光客が居ましたね。


近くの店でお土産を買い、ワサビソフトを食し、次の目的地へと向かいます。
程なくして、旧天城トンネルへと向かうことが出来る旧道が見えてきました。
砂利道を10分ほど走り、旧天城トンネルに到着です。

●旧天城トンネル (天城山隧道) 天城観光協会HP Wiki

旧天城トンネルは、1904年(明治37)にアーチや側面などすべて切り石で 造られた全長445.5メートルのトンネルで、石造道路トンネルとしては日本に現存する最長のものです。
明治末期を代表する歴史的トンネルであるとして、現在、国の重要文化財に指定されています。
川端康成の小説『伊豆の踊り子』や、松本清張の小説『天城越え』で有名です。

この日はイベントの最終日だったらしく、ハイキングをする人や地元の観光協会の人など、幹線道路から外れた山間とは思えないくらい人が居ました。
せっかくなので徒歩でくぐりたい所ですが、この日は一方通行で長さもそれなりにあるので、私だけは車で潜り抜けました。

それから、トンネルの先には、色鮮やかな紅葉がありました。

黄金色に輝く木々が美しいです。

旧天城トンネルから更に旧道を進み、先を目指します。
国道414号線に戻り、南下を続けると、ループ橋が見えてきました。

●河津七滝ループ橋 Wiki
このループ橋はぐるっと2回転する道路で、道の向こうは谷を挟んで山と空しか見えない、なかなか面白い道路です。
Rがきついため、制限速度は30キロに制限されていますが、道のあちこちにはぶつかった跡が…

そんなこんなで河津七滝に到着です。

●河津七滝 (かわづななだる) 河津七滝観光協会HP Wiki
河津七滝は、河津川の約1.5kmの間に存在する7つの滝の総称です。
ここの「滝」は、全て「〜だる」と読むそうです。

車を止め、散策路を歩いて奥へと行きました。
しばらく歩き、初景滝(しょけいだる)に到着です。

この滝は高さ10m、幅7mで、すぐ近くに「踊り子と私」のブロンズ像があり、滝祭りのメイン会場ともなっています。
結構雰囲気が良い所で、しばらくのんびりとしていました。

また、全体的に早めでしたが、ここでも色鮮やかな紅葉を見ることが出来ました。


さて、時間も頃合なので、お昼にしましょうか。
入ったのは、すぐ近くにある一軒のお土産屋兼食堂です。
●出合茶屋 HP
ここで注文したのは、それぞれ猪汁のソバ、うどん、ラーメンです。

お?
見た目は普通なんですが、猪汁が結構美味しいですよこれ。


これで今回の目的地巡りも完遂したので、出発地点である小田原へ戻るとしましょう。
帰り道は、来た道をそのまま戻るのと、海まで抜けて、海岸沿いを戻る二通りあります。
来た道は、現時点では分かりませんが混雑がありました。
海岸沿いは通ったことが無く、どのような道か分かりませんし、途中で熱海を抜けることになります。

( ̄w ̄)「どうする?」
(・ω・)「混雑の可能性の残る道を行くか、見知らぬ道を進むか…だよね?」
( ̄w ̄)「そのとおり」
(・ω・)「んじゃ、見知らぬ道を進むでチャレンジ」


どうやら、微妙に冒険心をくすぐったようです。
そんなわけで、そのまま南下して海まで出て、国道135号線を海岸沿いを北上します。

熱川城ケ崎伊東熱海とほぼ順調に抜け、このまま 問題なく帰れるか…と思っていましたが、小田原に入るあたりから渋滞でした。
これは仕方ない…と諦めるしかないですね。

そんな感じで走っていたら、不意に目の前の車数台が山道へと逸れていきます。
どう見ても山道だけど…
…地元ナンバー!?

ふとした閃きを車内で共感したので、逸れた車を追跡することにしました。
狭く離合も出来ないような道や、曲がり角の先も見えないような住宅地を走っていくと、道路のすぐ下に幹線道路がチラチラと見えています。
ここで、閃きは確信へと変わりました。
これは抜け道だっ(・ω・)(・ω・)(・ω・)(・ω・)(・ω・)

たいしたことではないのに、抜け道だけで妙にハイテンションになって小田原駅前に到着です。
総走行距離は219kmで、今までの旅行の中ではほぼ最短でしょうか。
行程は、こんな感じでした。


さて…
今回は無事終了じゃないんですよね…
車を引っ掛けてバンパーを傷つけているんですよね…


二万円請求されますた(爆)



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