11月17日:晴れ
旅行二日目。
今日は永平寺を巡り、白川郷へと向かう予定です。
仲居さんの見送りを受けながら出発。
永平寺へと向かいますが、途中にある丸岡城を経由することにします。
●丸岡城 Wiki参照
現存する天守は江戸時代以前のものであり、現存12天守のひとつとして、国の重要文化財に指定されています。
写真の通り規模は大きくありませんが、歴史を感じさせてくれる天守閣です。
今回は、通りすがらちょっと見る程度のつもりだったので、外観を見るだけで次へと進みます。
丸岡城から車で30分ほどで、本日の目的地である永平寺に到着です。
●永平寺 HP Wiki参照
永平寺は、曹洞宗大本山の寺院で、創建年 寛元2年(1244年)の由緒あるお寺です。
ここは主に修行の場としてのお寺であり、ここでは寝ること、食事をすること、風呂に入ること、観光客を案内することなど、全ての事柄が修行の一環となるそうです。
中には大広間や本堂など、様々な部屋がありますが、入ることが許可された場所なら撮影OKという、他ではあまり見られない変わった所です。
※一部フラッシュ禁止の場所があります。
そういうわけで、普通に本堂の中でも撮影が出来るのですが、唯一、修行僧だけは撮影してはいけないとの事。
修行僧はどうみても我々より若い人たちばかりですが、朝四時半起床で座禅を組み、毎日修行に励んでいるそうです。
う〜ん、世間の娯楽に慣れすぎた我々との違いに、少し考えされられますね。
なんせ、我々が「巫女さぁん(〃3〃)ノ」とか言っている中、黙々と修行しているわけですし(汗)
色々と自戒せねば…
あと、永平寺付近はちょうど紅葉のシーズンだったようで、各所で鮮やかな色彩を愉しむことが出来ました。
色々と考えさせていただいた永平寺を後にし、車を次の目的地へと走らせます。
晩秋の九頭竜湖の脇を通り、東へと進んで岐阜県へ。
途中、道の駅で腹ごしらえ。
●道の駅 大日岳 HP
ごく普通の山菜そばでしたが、お腹の空いた我々にとっては結構美味しく感じられました。
そんなこんなで、日も傾いた頃に白川郷へと到着です。
●白川郷 観光協会HP Wiki参照
白川郷は岐阜県内の庄川流域の呼称で、主に荻町地区が合掌造りの集落として知られています。
五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として、ユネスコの世界遺産に登録されています。
というわけでやってきました白川郷。
私自身としては、2003年8月と2004年5月以来、3度目の訪問です。
だいぶ観光地化されてしまったことで、人が多く訪れるようになってしまい、村の雰囲気にそぐわない物もあちこちで見かけますが、
そこを除けば以前と変わらず、日本の良き原風景が広がっています。
こういう雰囲気が好きで、旅しているようなもんですからねぇ。
今では殆ど見かけなくなった、「へのへのもへじ」案山子もありますし。
さて、この白川郷なんですが、「ひぐらしのなく頃に」の舞台となったことで、ここ数年の間に聖地化されています(笑)
村内には小さな神社があるんですが、巫女さんが居ないかな〜という不埒な願望とともに、聖地化というキーワードから、
とある期待が頭をよぎります。
そんな期待を込めて、飾られている絵馬を見てみると…
予想通り、痛絵馬キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
しかも相当な数が飾られているし、それなりにレベルの高い絵馬も…
嗚呼、こうやって世の中にオタのイタさが広まっていくのね…
巫女さんは残念ながら居ませんでしたが、コレはコレでOKです。
ネタをいただいた後は、村内にある「合掌造り 民家園」へ。
ここは合掌造りの民家をそのまま資料館にした集落郡で、人は住んでいませんが、きちんと手入れがされた九つの合掌造りが軒を連ねています。
時間も遅いせいか、既に人の姿は殆ど無く、晩秋の寂しい感じがひしひしと伝わってくるかのようです。
こんな風に写真を撮っていると、そのうち某富竹さんのようになってしまったりして(汗)
さて、空も暗くなってきたことですし、そろそろ本日の宿へと向かうとしましょう。
●民宿 五ヨ門 HP
民宿 五ヨ門は、五箇山相倉集落内にある合掌造りの民宿です。
合掌造りの宿に泊まることに以前から憧れていましたが、今回の旅行で念願が叶うことになりました。
ここは囲炉裏があって、岩魚を焼いています。
こういう宿もあまり無いですし、非常に良い雰囲気です。
ここで、同泊となる他のご家族と一緒に、囲炉裏を囲んで晩御飯です。
上の写真に写っている岩魚の塩焼きや、鯉のお刺身といった山の幸が中心です。
私は刺身の口ざわりが嫌いなんですが、この鯉の刺身は苦も無く食べることが出来ました。
これは美味しい…
あと、食後には胡麻アイスを出していただきました。
これも胡麻の風味が美味しいです( ̄▽ ̄)(´▽`)(´ω`)
食事後、宿の女将さんに勧めていただいた温泉へと向かうことにしました。
●ゆ〜楽 紹介HP
ここで露天風呂に浸かって、一日の汗を流します。
時間が遅かったこともあって、我々が最後の客だったようですね。
夜の闇で良く見えませんでしたが、露天風呂は谷に面しているようで、風景が結構いいらしいです。
ここでタオルを巻かずに立っていれば、谷向こうから丸見え必至ですわ(爆)
そんなわけで、今日の日程もお終いです。
宿に帰る道でタヌキに遭遇したり、宿で同泊の「ようた君」「ゆうと君」の1歳半コンビとお友達(笑)になったりと、色々と充実した一日でした。
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